担当者 カルロス、M.R.D.
テーマ 少子高齢社会日本における外国人労働者受け入れ政策
講義概要
(演習Ⅰ~Ⅳ)
少子高齢化が急速に進行している日本において、今後の労働力を確保するためにさらなる外国人労働者の活躍が必要であるかについて大きいな社会的関心を引いており、本ゼミでは主に経済学の観点からこの課題を巡る諸問題を検討する。
本ゼミでは以下の三つのテーマのクラスターを中心に学ぶ予定である。
  • ①受け入れ国は誰をどのように受け入れるか、労働者をなぜ受け入れるか、外国人受け入れ政策をどのように管理するのか。
  • ②送り出し国はなぜ労働者を海外に送り出し、その社会と経済にどのような影響を与えているのか。
  • ③フィールドワーク・Project-Based Learning の基礎および実践
 本セミの受講生には以下のことを要求する。
  • ①経済学の理論と労働者の国際移動両方に興味・感心を持っていること。
  • ②授業でクリティカルシンキング(批判的思考)およびディスカッション能力を発揮すること。(評価対象)
  • ③日本における外国人労働者の実態を把握するためのフィールドワークを2回以上実施し、これらを客観的に考察すること。
  • ④外国人労働者に関する課題を一つ選び、視点を絞って研究・フィールドワークを行い、その成果を卒業論文にまとめること。
  • ⑤外国人労働者に関する理論的な枠組みや現状を理解するために「現代経済と文化」、「国際人口移動」、「パン・パシフィックの移民」の授業を受講すること。
到達目標 演習1では以下の到達目標を設定している。
  • ①日本における外国人労働者の現状や抱えている問題を知ること。
  • ②フィールドワークで用いる調査方法(インタビュー・アンケート調査・観察など)の基礎を学び、実践できるようになる。
  • ③一つの研究テーマを設定・調査し 、先行研究を整理し、プレゼンを行い、最後に3000字以上の研究レポートにまとめることができるようになる。
講義方法
  • ①講義形式
  • ②学生を中心とした討論会やディスカッション、グループワーク
  • ③実践(フィールドワーク)
成績評価の方法 平常点(グループワークや討論会での参加)35点
個人・グループ課題の提出 30%
期末レポート 30点
系統的履修 国際人口移動、現代社会と文化
テキスト なし
参考文献 毛受敏浩 (2017)「限界国家」朝日新聞出版 
その他、必要に応じて授業で紹介する。
履修上の注意・担当者からの一言 毎回出席することが求められています。
グループワークと課題が多いゼミです。学生の自主性と協調性が必要なのでこれらを苦手とする人はご遠慮ください。