担当者 久松 英二
テーマ 諸宗教の比較研究
講義概要
(演習Ⅰ~Ⅳ)
宗教は文化の重要な一要素であり、宗教を知ることは国際文化理解の有効な手段となります。また、理解するだけではなく、国際共生や国際コミュニケーションを図るうえでも、自分の宗教や他宗教に対する理解は欠かせません。本演習ではキリスト教、仏教やイスラーム教といった世界宗教を始め、ヒンドゥー教、ユダヤ教、神道などの民族宗教あるいは日本においてその活動が注目されている新宗教または新・新宗教などを、祈りや儀式、生活習慣、メンタリティー、人間関係、倫理、死後の考え方など様々な視点から比較することを研究内容とします。こうして、宗教の比較研究を通じて、国際的な文化理解を深めます。
到達目標 演習Ⅰ〜Ⅳ】は、個別に単位認定されます。以下に概要を示しますが、詳細は、担当教員に尋ねるか、年度初めにWEB上に掲載される各シラバスを参照して下さい。
【演習Ⅰ/Ⅱ】
  • 宗教の基本的な部分が理解できる。
  • 研究課題を検討するために必要な資料を適切な方法で収集できる。
  • 研究テーマについて決められた方法でプレゼンテーションができる。
【演習Ⅲ/Ⅳ】
  • 研究テーマを決定し、先行研究に関する資料収集を適切な方法で行うことができる。
  • 自己の研究テーマについて一定の方法論と知識を獲得することができる。
講義方法 日本や世界の主たる宗教の歴史や教えに関する情報を身に着けたのち、比較宗教研究の方法論について学び、個々人のテーマに従ってプレゼンテーションを行い、学期末にレポートを提出します。
成績評価の方法 【演習Ⅰ〜Ⅳ】は、個別に単位認定される。詳細は、担当教員に尋ねるか、年度初めにWEB上に掲載される各シラバスを参照して下さい。
平常点(30%)、口頭発表(30%)、 レポートその他提出物等(40%) を目安として、総合評価します。
系統的履修 比較宗教思想
テキスト 特に指定しません。
参考文献 芦名定道『比較宗教学への招待 東アジアの視点から』晃洋書房2006年 R・オットー著 久松英二訳『聖なるもの』(岩波文庫)
履修上の注意・担当者からの一言 宗教に少しでも関わっているものならどんなものでも研究テーマとして扱うことができます。