シラバスNo 4
担当者 Carlos M. Reinaruth(カルロス、M.R.D)
テーマ 移民研究(高齢社会日本における外国人労働者の受け入れ、各国の移民政策)
PEC候補生受入 受入可
講義概要 少子高齢化が急速に進行している日本において、今後の労働力を確保するためにさらなる外国人労働者の受け入れが必要であるかについて大きいな社会的関心を引いており、演習(Ⅰ・Ⅱ)では、この課題に関して検討する。労働者の国家間の移動を考える場合、大きく分けて二つのテーマがある 一つ目は、「誰をどのように受け入れる(送り出す)か」であり、受入国の移民政策は労働者の移動をなぜ・どのように促し、あるいは、なぜ規制するのかなどのような質問に答える内容である。二つ目は「彼らがホスト社会でどのように生きていけるか」である。たとえば、受入国日本で最近話題になっている外国人労働者とその家族の生活に関わる医療、教育、訓練、住宅の問題などが挙げられる。 本ゼミの受講生は以下のことが要求される。
  • 課題を一つ選んで、関連する代表的な先行研究文献(必ず英語の文献を含むこと)を読んで整理し、授業で発表しなければならない。
  • 授業で各自のディスカッション能力を発揮しなければならない。(評価対象)
  • 日本における移民・外国人労働者の実態を把握するためにフィールドワークを実施しなければならない。
  • 1学期間の欠席は3回まで。
到達目標
  • 国際労働移動の要因と受入国・送り出し国に対する効果、そして、受入国における外国人の社会的経済的統合に関する理論的な枠組みを理解する。
  • 移民論をめぐる一つのテーマを選んで、先行文献(英語の文献を必ず含む)を読んで自分なりに整理し、それについて授業で発表する。
  • 卒業論文のテーマを絞り、その問題の設定・研究方法・分析の枠組みを決める。
講義方法 1学期につき、教員による講義は3回程度であり、残りは学生によるディスカッションや発表、野外アクティビティ、学生企画に基づく授業を行う予定である。テーマについての理解やより深い考察のために課題提出やテストを実施することがある。いずれにも学生の事前準備と積極的な参加が求められる。
成績評価の方法 出席・授業参加 70%
期末試験またはレポート 30%
系統的履修 移民論および経済学入門(6セメスターまでに移民論と経済学入門の授業を必ず受講してください。
テキスト 特になし。必要に応じて授業で配布のこと。
参考文献 授業で発表
履修上の注意・担当者からの一言
  • このゼミでは学生の授業において自己調査能力と自由な発想及び討論を重んじます。
  • 経済学に全く興味のない学生には本ゼミを薦めません。
  • ゼミは大学教育の一つの大きな軸であり、テーマに興味があり、自分の成長に取って有効と思われるものをぜひ選んでください。
連絡先rdcarlos@world.ryukoku.ac.jp