シラバスNo |
23 |
担当者 |
古川 秀夫 |
テーマ |
国際共生と行動科学 |
PEC候補生受入 |
受入不可 |
講義概要 |
本演習では、国際共生に資する成果をもたらす行動科学的研究の修得と実践が推奨されます。行動科学で研究対象となる人間の行動は非常に広い意味でとらえられます。外にあらわれる行動だけでなく、行動に影響を及ぼす社会文化的な認知、態度、価値、信念、パーソナリティなども含まれます。また、行動の主体として,個人だけでなく集団、組織、社会、地域、国家も想定されます。
研究方法としては、文献研究だけにとどまらず、観察・実験・調査など、実証的な方法を用います。このような研究対象と研究方法の広がりのなかで、受講生一人ひとりの自由な問題関心にもとづき、文献レビュー、ミニ卒論研究、さらに卒業研究への展開が期待されます。 |
到達目標 |
演習Ⅰでは,インタビュ-などの実習を行いつつ、演習Ⅱで作成するミニ卒論のテーマを絞り込むことが目標となります。4千字程度の文献レビューレポート作成が課されます。演習Ⅱでは,実証的な方法で収集されたデータの分析に基づく8千字程度のミニ卒論の作成が目標となります。演習Ⅲでは,ミニ卒論を踏まえた,卒業論文への展開と研究遂行が目標となります。演習Ⅳでは,卒業論文の完成が目標となります。 |
講義方法 |
研究方法の概説を行う講義型,研究方法修得のための実習、研究の計画と結果に関する発表などの参加型,計画立案・データ分析に関するマンツーマン指導など,段階に応じた講義・指導方法をとります。 |
成績評価の方法 |
ミニ卒論,卒論が完成に至るまでの研究計画,実施,及びデータ分析の過程や妥当性が評価の基準となります。但し、「演習」と「卒業論文」は別個に評価されます。 |
系統的履修 |
「社会調査法(国際文化学習の方法と技術D)」の履修が必須です。2年次に履修していない場合は,演習Ⅰと並行するセメスターにおいて受講してください。 |
テキスト |
特になし。適宜資料を配布します。 |
参考文献 |
特になし |
履修上の注意・担当者からの一言 |
問題関心についてはあくまで個人独自のものが尊重されますが、演習における議論と研究の実施については受講生同士の共同作業が重要となります。共同性を実現するため、ゼミ合宿の企画から、3、4回生合同の飲み会,など、受講者全員に役割を分担してもらいます。
夏季休暇中に実施するゼミ合宿では,ミニ卒論の研究計画(3回生),卒論の中間報告(4回生)に関して、プレゼンテーションをしてもらいます。
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