シラバスNo 7
担当者 Salz, Jonah (サルズ ジョナ)
テーマ 演劇と映画:その理論と実践
PEC候補生受入 受入可
講義概要

当ゼミでは、演劇と映画の基礎知識は特に必要としない。机上のみの学問ではなくフィールドワークによる研究に重点を置く。
今日のネット、SNSなどのデジタル時代こそ、人間と人間の芸術での触れ合い、異文化理解の空間がより大事になる。 演劇を、社会を覗く媒体として扱い、あらゆる視点から研究したいと考えている。従って演劇の舞台芸術としての研究はもちろん、学生の興味によっては文化人類学的側面から、音楽的側面から、または社会学的側面からなど、幅広い視点からの研究が可能である。

この方面のあらゆるフィールドワーク、演劇のプロデュース、祭礼への参加および記録なども研究課題として望まれる。このゼミが未来の芸術家、イベントプロデューサー、評論家が出会い、ディスカッションする重要な岐路となってくれればうれしい。
第一学期では、個々の研究テーマに基づき、様々な視点から演劇の実践やパフォーマンスを検証する。実際に自分で考えた寸劇を演じる(発表会)ことも可能である。 第二学期では、映画の分析方法、又カメラの基礎知識、編集、実際に映像を創ることに中心をおく。

研究論文の他『創作論文』も選択できる。シナリオ、戯曲、絵本、CMなどで自己表現が十分できるように期待する。作品と報告書(創作過程について)で卒論になる。 日本語での授業だが、英語で卒論を書きたい学生を積極的に指導する。パフォーマンスやメディアにかんする広い分野での研究が可能である。I also encourage any students wishing to write their thesis in English on a wide field of performance and media subjects.

到達目標 「演劇」「芸能」「映画」の基本を身につける;創作力を高める
講義方法 戯曲を創る。映画感想レポートを紹介、映像を見、映像を創る。ロールプレイ、 学生による発表など。映像実践(カメラワーク、編集)
成績評価の方法 60%参加程度 40%論文のための課題
系統的履修 原則としてサルズの「芸術研究入門C(演劇)」又は「伝統芸能論」「欧米の演劇」を2年生までに履修すること。
テキスト  
参考文献 テキスト:『演技と演出』平田オリザ 講談社現代新書 No.1723,2004年
『パフォマンス研究:身体される知』。高橋雄一郎。セリカ書房、2005年
西村雄一郎社、『一人でもできる映画の撮り方』洋泉社
履修上の注意・担当者からの一言 研究:楽しみに! Career:なんとかなる!