シラバスNo |
9 |
担当者 |
清水 耕介 |
テーマ |
危機の20年と近代 |
PEC候補生受入 |
受入可 |
講義概要 |
1919年から1939年の20年間は「危機の20年」としてよく知られています。第一次世界大戦の集結と国際連盟の設立からたった20年後に第二次世界大戦が勃発したという事実は、世界的な構造の変化が起きている現在においても非常に大きな研究価値のあるものといえます。本演習では、危機の20年と現代とを比較しながら、この二つの時代の類似点・相違点は何なのか、似ているとすれば同様の結末を避けるために何が必要とされるのか、といった点を通して今日の国際関係を考えていく予定です。参加者は、政治・経済・社会・国際関係に関心を持っていること、ある程度の英語力があること、高いコミュニケーション能力があることが求められます。 |
到達目標 |
現代の国際関係を様々な視点から理解できるようになること。現代の国際関係の構造的な変化が理解できること。その上で、海外の同様の関心を持つ大学生とディスカッションができるようになること。 |
講義方法 |
1学期は主として担当者による講義を行います。それ以降はそれぞれのゼミ生の関心に従って研究を進めていきます。 |
成績評価の方法 |
課題提出、ディスカッションおよび研究発表 |
系統的履修 |
平和学入門、日本と国際社会、国際関係事情、政治思想、国際協力論、国際開発論、歴史学入門、欧米の歴史 |
テキスト |
E.H. カー(2011)『危機の二十年:理想と現実』(東京:岩波書店) |
参考文献 |
E.H. Carr (1946) The Twenty Years’ Crisis: 1919-1939 (London: Macmillan) |
履修上の注意・担当者からの一言 |
本気で国際関係を学びたいという学生のみを対象とします。 |