シラバスNo | 12 |
担当者 | 鈴木 滋 |
テーマ | 自然と人間の関係をめぐる人類学 |
PEC候補生受入 | 受入可 |
講義概要 | この演習では、人と自然の関係の国際文化的側面を人類学的に明らかにすることを目的とする。人と自然をめぐる具体的な関係を明らかにするために、自然、環境、動物、進化、食文化などにかかわる実証的な調査課題を受講生ごとに設定し、卒業論文にむけてフィールドワークにとりくむ。文献などの二次情報だけではなく、自らの観察にもとづいた第一次情報の収集力と分析力を訓練し、人類学とさらにその関連分野の問題発見力と思考力を身につける。 |
到達目標 | フィールドワークからえた資料をもとにヒトと自然の関係を人類学的に考察できるようになる。 |
講義方法 | ゼミでは、おもに学生が発表し、各学生それぞれの関心に応じて、ゼミでの発表と討論のなかから、各学生個人のテーマと問題設定を練り上げていく。自分の興味をもとに研究テーマをきめ調査方法など具体的な研究計画をたて、自分のえらんだ地域の人や自然を対象としたフィールドワークを授業時間外や長期休暇期間に各自で行なう。また、海外の事例や比較研究のために、英語の資料の読解が求められる。 |
成績評価の方法 | 平常点:50点(文献やフィールドワークの調査結果の発表とゼミでのディスカッションへの参加)/レポート:50点(前後期期末レポート) |
系統的履修 | 自然人類学・文化と進化・環境保全論・フィールドワーク実習C/D |
テキスト | 特になし |
参考文献 | 参考文献はそれぞれの学生ごとに適宜紹介する。 |
履修上の注意・担当者からの一言 | このゼミは、人や自然を相手にした聞取りや野外調査などのフィールドワークを行う意欲のある学生に向いています。さまざまな課題に挑戦して、実践的な行動力をつけたい学生を歓迎します。教員による一方的な指導ではなく、ゼミ生と知的な刺激をあたえあう場となることを期待しています。教員の担当科目(系統的履修参照)に興味をもち、受講した、あるいは受講する予定の学生を対象としています。 |