カナダ

トロント大学2005年度前期T.Dさん(男)

期間
2004/2/27-2005/2/20
所用経費(1ヶ月)
宿泊費 40000円
食費 30000円
交通費 7000円
図書・学用品 100円
衣服費 300円
教養娯楽費 7000円
雑費 20000円
合計 104,400円
渡航・帰国費用
20万円
授業料
120万円

住宅について

ホームステイは各家庭によって様々。シェアハウスなどを探す際、 Bits, Torontonation, E-maple, Green Pageなどを使うことにより容易に探すことが出来る。

医療について

幸い保険を利用する機会がなかったので分かりません。

治安・衛生について

Sherbourne Station周辺 Finch×Jane周辺は昼でも危険な場合がある。またChina Townは不衛生。

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受講科目

Focus on Speaking
期間

2004/3/1-2004/3/26 , 2004/3/29-2004/4/16

授業内容・到達度

内容は名前の通り会話に重点を置くコースです。 クラスがレベルによって分かれるので初心者の僕でも気楽に参加できる授業でした。

Comprehensive English
期間

2004/5/10-2004/6/25 , 2004/6/28-2004/8/13

授業内容・到達度

会話中心の授業が週3回、ライティング、リーディングの授業が週2回ある。レベルの低いクラスではグラマーも取り入れるが、レベルの高いクラスではグラマーは既知のものとして扱われない。

Language Training for EFL Teaching
授業内容・到達度

このコースはTEFL。 ノンネイティブスピーカーが教えるための英語を学ぶコース。留学生のよく間違えるポイントなどを学び、または他のクラス(ESL)に教えに行くことも週に1回ある。または授業後半テストの一貫としてプレゼンテーションもありました。

Practical English
期間

2005/1/10-2005/2/11

授業内容・到達度

このコースはFrocus on Speakingと Comprehensive Englishが統合されたようなコース。内容的にもほぼ同様だが、Speakingが主。この頃になると会話にも抵抗がなくなっていたので、Discussionもスムーズにできた。

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留学を終えての感想

留学前にいろいろな人たちに留学したら絶対物の見方、価値観が変わるから、たとえ短期であっても行くべきだといわれ、自分ではその場ではその意味がわかっているつもりだった。だがやはり実際は理解できていなかった。

海外でよく質問されたのは日本のことが主だったが答えられなかった。自分はなぜ日本のことを知らないのか、また日本で何をやってきたのかという自問、そして自己嫌悪。そんなこともあり、日本についてまた、自分自身について考えるいい機会ではあった。英会話ド素人でカナダに降り立った僕は当然のことながら人の言っていることが分からない。分かっているふりをする。実際理解していないから会話が成り立たないという超悪循環を最初のうちは繰り返していた。相手もそんなことはわかっていた。

だが、数ヶ月を過ぎた頃、英語が楽しいと思えてきた。それはやはり英語に耳が慣れ、理解できたという感覚が身についてきたからだ。

その他の問題として僕は最初数ヶ月間日本人と多くの時間を過ごしてしまうという留学生として最悪のパターンにはまってしまったが、それはそれでまた違ういい経験になった。今まで仕事をしていて留学してきた人達。海外で仕事をしている人達。そういう人々から多くのことを学べた。それはこれから就職活動という将来を左右する時間が巡ってくる僕にはいい勉強になった。

よく日本人と絡むやつは最低だというのを耳にするが、果たしてそうなのかという疑問はもちろん持っていた。これは向こうで日本人とつるむことを推奨しているわけではないが、自分の目的をよく考え、そしてそのゆるぎない心で時間を過ごせるともっとためになったと思う。トロントにももちろん日本人はたくさんいる。7年間留学しているという韓国人に出会ったが、僕はその子の英語に感銘を受けなかった。なぜなら、その子は親に留学に強制的に行かされ、本人は韓国人といたら絶対韓国語をしゃべっていた。やる気次第で勉強はどこでもできる。そんなことを学ばされる留学だったような気がする。

生活全般について

トロントの冬は非常に寒い。いや、むしろ痛いくらいだ。冬は格好を気にせず、防寒性に優れたものを着用すべき。夏はジメジメ暑い。カナダは大きく分けてこの2つの季節しかない。

食事に関してトロントにも日本食レストランがあり、日本食もスーパーなどで購入できる。トロントは移民の町なのでイタリアン、コリアン、グリーク、チャイニーズ、インディアンなど様々なレストランがあり、しかもすべて日本人の口に合うものだと思う。まず、食事に困らないだろう。だが、イタリア系のホームステイでは毎日パスタということもあるらしい。住居はホームステイを勧める。短期で留学する学生も多いと思うので短期間の留学でスピーキングの能力を高めようと思うのならホームステイが最適。

一方日本人、またはその他の国籍の人とシェアをしたい人のためにBits, Torontonation, E-mapleなどをインターネットで調べるとクラシファイドの欄があるので、容易にシェアハウスを見つけられる。学生生活として、トロント大学ESLはクラス数が豊富。レベルも上から下まであり、初心者も気兼ねせず4つのコースがあるので上級者も自分の目的に沿ったコースが選択できる。

トロントは旅行するにも便利なところに位置している。ケベックシティ、モントリオール、ニューヨーク、シカゴ、デトロイト、ナイアガラフォールズなど、バスで行ける。また、トロントに中国人経営の2つの大きな旅行会社があり、それを利用すると安く行ける。市内にも世界一高いタワーのCNタワー、カサロマなど有名な観光スポットがある。スカイドームにはヤンキース松井、ドジャース野茂、石井、マリナーズイチローあども度々訪れ試合を見ることが出来る。バスケット好きの人にも地元らぷたーズの本拠地、エアカナダセンターに有名な選手が来る。僕がいた頃には76ersアイバーソンも来た。また、トロントだけにとどまらず、カナダ人はみんなアイスホッケーが好き。

トロントでは毎年多くの行事が行われる。ゲイパレード、クリスマスパレード、ハロウィンなど道路を封鎖する街を挙げての行事なので是非参加すべきだ。

渡航方法として、アメリカ経由、バンクーバー経由、直行があるが、テロ以降アメリカでの検査は厳しいらしいので、あまりお勧めはできない。前述の通り、トロントは移民の町であり、たった一つの町でいろいろな国の雰囲気を楽しめる。

今まで知らなかったことをたくさん知ることができる。今後留学する人たちのためには全てを述べない。楽しい留学にして欲しい。

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