カナダ

ウィニペグ大学2008年度後期O.Nさん(女)

期間
2008/8/28-2008/12/16
所用経費(1ヶ月)
宿泊費 CA$ 600
食費 上記を含む
交通費 CA$60
衣服費 CA$40
教養娯楽費 CA$50
雑費 CA$200
合計 CA$950
渡航・帰国費用
166,720円
授業料
(年間)CA$3075
換算率
$1=約100円

住宅について

留学経験が無い人は、ホームステイがいいと思います。ステイ先の家族は時に友達、家族、良き相談相手になってくれます。こちらはまったくその国、その街の常識を知らないので、一緒に生活していく中で色々と調べたのは良かったです。ですがもちろん他人との共同生活にトラブルは付き物なので、それなりの覚悟は必要でした。

医療について

私は病院には一度も行かなかったので詳しくはわかりませんが、歯が欠けてしまった時にステイ先の人に「歯医者はお金がかかる」言われました。結局行きませんでしたが、歯科治療は保険に含まれないので(保険によっては含むものもあるが高額)、普段から治療が必要にならぬ様に気をつけておくとよいと思います。

治安・衛生について

私のいたウィニペグは決して治安がいいとは言えません。ダウンタウンにはたくさんのホームレスがいて、昼間問わず普通にお金を催促されるのが割と日常茶飯事でした。地元の人にも夜や裏路地は危ないとよく聞きました。慣れてしまえばなんとも無いですが、危ない場所へは行かない、夜はタクシーで帰宅等、普段からの心がけが必要です。

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受講科目

General English 5
期間

2008/9/2-2008/12/12

授業内容・到達度

会話・日常生活に重点を置いたクラスで、感情表現の仕方から電話のかけ方、レストランでの注文の仕方等を学びました。週に1度は、文法について学び、時には歌や映画、ドラマを教材にしたり、ゲームをしたりと楽しい授業でした。また、近くの大学へ実践調査・グループ発表をしたりと難しいこともありましたが、非常にバランスの良い授業で私は満足しています。General Englishは入学時のテストによるクラス分けで、内容はそれぞれクラスの先生によってかなり差があるようです。

Writing Skills
期間

2008/9/8-2008/12/8

授業内容・到達度

論文を書くために技術を身につけるためのクラス。ひたすら与えられたテーマにあわせて文章を書いていました。

Issues and Discussions
期間

2008/9/9-2008/12/9

授業内容・到達度

ドラッグや中絶等といった社会的な問題について皆で討論するクラス。時にはチームに分かれて意見をぶつけたり、ペアで話し合ったりと、話すことに重点が置かれた授業でした。その中でも新しい単語を覚えたり、新聞記事に対する自分の意見を書いたりと読み書きをする機会もありました。

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留学を終えての感想

出発前に出来るだけ行く先の情報を集めて準備していたお陰で、気持ち的にも余裕を持つことが出来ました。私はPCを行く前に購入して行きましたが、多少高くても持っていって良かったと思います。もちろんどこの語学学校にもインターネットの使えるPCは置いてあるかと思いますが、私の学校のPCには日本語のフォントが入っていませんでした。宿題の発表にインターネットが必要だったり、手書き不可の宿題が出たりしてたときには家にないと非常に苦労します。加えて、家にインターネットの環境があれば、国際電話もインターネット上から非常に安価で出来ます。ウィニペグの夏は、蚊が多いと聞いてわざわざ虫除けスプレーを持って行きましたが、外に長時間いることもほとんどなかったので特に必要ありませんでした。

私は、現金も持っていかず、口座も開かないでクレジットカードだけで生活しましたが、とても不便でした。カードさえあれば現金は手に入りますが、その度に手数料を引かれる上、換算レートは割高です。しかし、割と頻繁にクレジットカードでしか払えないこともあるので、クレジットカードは必需品です。ごく稀に何故か現金が引き出せなくなることがあったのですが、予備に持っていった国際キャッシュカードのお陰で困ることはありませんでした。

留学に行く前には、留学は文化も言葉も違う国へ行くのだから辛く苦しいものだと思っていましたが、私にとってはむしろ今までの生活のわずらわしさや就職活動から離れて好きなことをしていられる、とても楽しいものでした。全てが珍しく魅力的な生活の中で、勉強へのモチベーションを保つのは簡単ではありません。振り返ってみて、もっと熱心に勉強すべきと思うところもあります。しかし、一方で学校のアクティビティや地域のイベント等に積極的に参加し、同じ学校の留学生だけでなく地元のネイティブスピーカーと話す機会を持つようにした点は良かったと思います。授業でクラスメイトと話しているだけではなかなか話すことには慣れてはいきません。

留学を振り返ってみると、がむしゃらに気になったものにはひたすら挑戦していたように思います。お陰で今まで以上に何事にも臆せず積極的になれるようになり、行動範囲が広がりました。しかしながらこの成長は私が出会ったすべての人たちのお陰です。家族はもちろん、カナダで出会った友達、先生、道端で道を教えてくれた人・・・彼らの優しさ無しには私は何も出来なかったと思います。たくさんの人に支えられ、この出会いがいかに大切か気付くことができました。このレポートを書いている現在は、まだカナダでの勉強を続けていますが、帰国に向けてこれまで自分で学んできたことを再確認し、帰国後はまず就職活動の中でどれだけ自分が成長できたのかを試していきたいと思います。

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