カナダ

ヨーク大学2008年度後期H.Nさん(女)

期間
2008/8/29-2009/3/5
所用経費(1ヶ月)
宿泊費 90,000円
食費 10,000円
交通費 10,000円
衣服費 5,000円
教養娯楽費 10,000円
合計 125,000円
渡航・帰国費用
153,000円
授業料
(年間)1,275,000円
換算率
$1=100円

住宅について

ホームステイではその家のルールを守ることが大切だと思います。また、言いたいことははっきりと伝えることが必要だと思います。私のホームステイ先では夜が寒く眠れなかったので、もっと毛布が欲しいとお願いしました。

医療について

カナダでは医療を利用していないので分かりません。

治安・衛生について

トロントの治安は悪いです。自分の荷物に常に気を配っておくことが大切だと思います。衛星に関して思ったことは、公共機関が日本よりも汚いということです。特にバスの中で空き瓶や新聞紙がよく捨ててあるのでそう思います。

このページのTOPへ戻る

受講科目

Academic Program
期間

2008/9/2-200810/24

授業内容・到達度

全ての分野を上達させるクラスでした。ライティングでは、エッセイ(compare & contrast, cause & effect)や、アウトラインの書き方を習いました。またリーディングでは、早く読んで正確に相手に伝える練習をしました。リスニングとスピーキングの力が上がりましたが、リーディングが思ったように上達しませんでした。また、英語でのエッセイを書く力をもっと伸ばす必要があると思いました。

Academic Program
期間

2008/10/27-2008/12/18

授業内容・到達度

より上のレベルを目指してライティングを中心に行われました。Argument エッセイの書き方を習いました。またオバマ氏の演説を観たりしてタイムリーなニュースでリスニングの練習をしました。このクラスではライティング力は上がりましたが、リスニング力が上がりませんでした。前回のクラスと比べて積極的に発言するようになりました。

Academic Program
期間

2009/1/5-2009/2/27

授業内容・到達度

リーディング、ライティングが中心のクラスでした。決められた時間以内に正確に文章を読み取る練習や、エッセイを書く練習をしました。またディスカッションの時間では、1つのトピックを様々な方面から見ていき、結論を出していきました。このクラスでは、リーディングの力がすごく伸びたと思います。また、今までで一番積極的にディスカッションに参加できました。プレゼンテーションの力もついたと思います。

このページのTOPへ戻る

留学を終えての感想

渡航前にしておいた方がいいことは、やはり英語の勉強だと思います。まずテストによってクラス分けが行われるし、留学してからいくらでも英語の勉強はできると思っていても、宿題や課題に追われたりと、自分の伸ばしたい英語の分野の勉強はなかなか出来なかったりします。特に私がもっと勉強しておけばよかったと思ったのは、単語の勉強です。日本から持ってきて役立ったものはカイロです。トロントの冬はマイナス20度にもなるので、カイロがとても役立ちました。カナダではカイロは手に入らないので、たくさん持って行くことをお勧めします。また日本からは、もっとたくさん服を持って来るべきだったと思いました。カナダには日本人好みの服があまりないし、生地がしっかりしていないのに高いです。あと、日本の男の友達はサイズがないと困っていました。持って来なくても良かったと思うのは、英語のテキストです。自主勉強にと持って行きましたが、学校からもらったテキストで充分だったので、結局使いませんでした。

留学先では前半はクレジットを利用しました。クレジットは便利ですが自分でどのくらい使ったかしっかり管理していないとお金を使いすぎたりすることが良くあります。後半からはカードから現金を下ろして使っていました。また、カナダでモントリオールバンクの口座を開きましたが、手数料が高かったので、使わずに解約しました。トロントでは10月半ば頃に初雪を見て、12月には雪が積もることや温度がマイナスというのが普通になっていました。この頃になるとマイナス20度にもなりますが、室内に入るととても暖かいので自分で体温調節をすることが大切だと思います。大学についてまず思ったことは、とにかく敷地が広いということです。大学内をバスで移動したりしなければならないほどです。

また、大学内には自然が多く、リスやウサギなど動物がたくさんいて、学生たちもリラックス出来る場所がたくさんありました。私は天気の良い日には芝生の上で昼ごはんを食べたりしてとても良かったです。しかしトロントは都市なので、学校内であってもやはり治安は良いとは言えません。夜には歩いてはいけないと言われている場所があるし、図書館ではパソコンやお財布が盗まれるということがよくあります。私もお財布と携帯を盗まれました。常に自分の貴重品に気を配っておくこと、団体で行動することしか防止策はないと思います。

私はホームステイをしていたので、休日は外食をしたりもしましたが、食事はほとんどホームステイ先で食べました。ホストファザーが料理上手だったので、毎日夕食を楽しみにして学校から帰っていました。また時々日本食を作ってくれたので、日本料理が恋しくなることはありませんでした。カナダのレストランではチップを払わなくてはいけないので、思っていたより高くついてしまうことが多いです。

ヨーク大学ではスクールトリップが豊富で、よく参加しました。内容は、ナイアガラの滝、カヌー、NBA・メジャーリーグ観戦、ミュージカルの鑑賞などです。学校を利用すると、普通よりも安い値段で行けるし、スクールトリップを通して新しい友達ができたりするので色々とお得だと思います。また個人では冬休みに友達とフロリダへ旅行して、水族館やディズニーワールド、ユニバーサルスタジオに行ってきました。フロリダは治安が悪いイメージがあったので不安でしたが、リゾート地にしか行かなかったので大丈夫でした。日によっては半そで1枚で過ごせることも出来るほど暖かくて、すごく快適でした。

留学して1番良かったと思うのは、さまざまな国から来た人達と友達になれたことです。中国・韓国・サウジアラビア・インド・エクアドルなど私にとって未知の世界の人達と一緒に授業を受けたり遊びに出かけたりしたことは貴重な体験でした。さまざまな文化や歴史を知ることが出来たし、時々理解できないこともあったけれど、それも良い体験だったと思います。

留学して一番つらかったことは、盗難にあったことです。お財布と携帯が盗まれて、親や友達に心配をかけてしまって申し訳なかったです。またその時期は学校の課題に追われていて忙しかったので、しなければならないことが多く、辛かったです。しかし友達やホストファミリーに支えられたおかげで、頑張れることができました。これも今思うと良い経験だったと思います。

留学で分かったことは、世の中には様々な考え方があるということです。またその考えにはそれぞれの国の文化や宗教が背景にあると感じました。大切なことは、たとえ理解できないことでも、まずその人の意見をしっかり聞くことだと思います。この留学を通して自分の固定観念が少なくなった気がします。また、様々な観点から物事を考えられるようになりました。今回の留学から自分の意見にとらわれずに視野を広くもって教育論や平和学などの国際文化の授業に関わっていきたいと思います。

このページのTOPへ戻る