中華人民共和国

復旦大学2007年度前期O.Mさん(女)

期間
2007/2/25-2008/1/20
所用経費(1ヶ月)
宿泊費 約3.5万円
食費 約1万円
交通費 約3千円
図書・学用品 約3千円
衣服費 約3千円
教養娯楽費 約6千円
雑費 約5千円
合計 6万2千円
渡航・帰国費用
オープンチケット1年
約9万円
授業料
約36万円
換算率
1元=16.5円

住宅について

私が住んでいたのは一応大学が管理しているアパートでルームシェアをしていました。部屋は2人部屋か3人部屋があり大きさにより値段が違います。私は1年間ずっとここに住んでいたのですが復旦大学の留学生寮は住んでいない人が入るのに門限があったり、寮のほうがクラス以外の人と知り合う機会も多いので、最初は寮で後からアパートでもよかったと思いました。

医療について

中国の医療事情はあまりよくないです。食べ物など不衛生なものも多いのでお腹を壊すことがとても多いです。友達はみんな日本人の先生のいう保険の使える病院に行っていました。最低限の薬はもって行ったほうがいいと思います。

治安・衛生について

治安はスリ以外は日本とあまり変わらないように思いました。但し少し気を抜くとすぐに財布やカメラがなくなってしまうので注意は必要だと思います。衛生面もはっきり言うと悪いです。お皿の上に残っている水が汚かったりするのでふき取ってから使ったりしていました。上海ままだましですがトイレもかなり汚いです。

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受講科目

精読
期間

2007/3/5 - 2008/1/4

授業内容・到達度

全ての授業中で一番授業数が多く総合的な中国語を学ぶことができる。少し長めの文章を1週間かけて読みます。先生が細かいところの文法まで教えてくれ、ほとんど毎日の授業がありわからないところもすぐ教えてもらいました。毎週、その文章を読み終えると新しく習った単語のテストをしました。

口語
期間

2007/3/5 - 2008/1/4

授業内容・到達度

毎時間1個のテーマを先生が前の授業時に言うのでそれについて一人ひとり前に出て発表しました。何度か討論のようなものも行いました。1つのテーマに対して賛成と反対に分かれて言い合うなどこれらのときに文法的に間違いや発音がおかしいときは直してもらえます。

聴力
期間

2007/3/5 - 2008/1/4

授業内容・到達度

毎時間テープを皆で聞いてその問題に答える。そのとき難しい表現や成語なども教えてもらう。前期は聴力の特にHSKに関係のない教科書を使っていましたが、後期からはHSKに似た教科書に変わりました。

写作
期間

2007/3/5 - 2008/1/4

授業内容・到達度

毎時間先生に言われたテーマについて作文を書く。前期の先生は授業中に作文を書いていましたが、後期の先生は授業中にそのテーマにそって自分がどんなことを書こうと思うか話し合い宿題として書く方式でした。次の授業時、もしおかしな所があれば先生が教えてくれます。

■読
期間

2007/3/5 - 2008/1/4

授業内容・到達度

毎時間教科書の文章を二つほど読んで問題を解きました。一番テストに近い授業だったかもしれません。そのとき先生が速読のポイントを教えてくれました。

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留学を終えての感想

渡航前には生活に使えそうな言葉を勉強していくと生活しやすいかもしれません。

渡航のときはPC、薬、辞典、消しゴム(消しにくい物が多いため)はあったほうがいいかもしれません。でも、大体のものは何でも買えます。

お金は私の場合前期はトラベラーズチェックで、後期は日本円のままスーツケースに入れて保管して必要な分を換金していました。中国の銀行で簡単に口座を開くことができ、そこに日本から送ってもらうこともできます。

気候は日本とあまり変わらないと思います。

私の行った復旦大学はとても広い大学でした。中国人の生徒も多いですが、留学生も多かったです。特に中国人生徒は毎日朝から晩まで勉強していました。大学の周りの治安はスリ以外は大丈夫だと思います。

食生活は外食しても日本よりかなり安く食べれるのでほとんど外食していました。大学の周りに韓国料理、日本食、洋食、もちろん中華のお店、マクド、ケンタッキーetcなどなんでもあるので食生活にはそんなに困りません。ときどき自分で作ったりはしていましたが、外食が圧倒的に多かったです。(調味料は自分で持って行ってもいいかも)

留学中に何度か旅行に行きました。中国の旅行会社に申し込んでツアーに参加したり、自分たちでチケットを買って行ったりしました。列車でいくと時間はかかりますが安く色んなところにいけます。ホテルも現地で見つけることもできるのでいろいろな旅行ができると思います。

留学して一番良かったことは中国語でコミュニケーションがとれるようになったことはもちろん、留学しなければ出会うことのできなかった他の国や日本の友達と出会えたことです。それに、一人で外国で生活して精神的にも強くなれたと思います。

一番辛かったことは中国に来てすぐ全く中国語がわからずに自分の言いたいことが全く伝えられなかったことです。それと、風邪をひいたときです。

留学前の中国と留学後の中国は全然違うと思います。日本でいたら気づくことのできない中国のよさに気づくことができると思います。日本よりも知らない人が親身に話しかけてくれるし、やはり日本と同じアジアということもあり食生活も似ている部分もありとても楽しい時間を過ごすことができました。

留学生活は本当にあっという間でした。留学に行き国の違う人、年齢もバラバラな人たちと一緒に過ごして同じようなことに関心を持っていることに、宗教の違いに、食生活の違いに自分の今まで知っていることがいかに限られていたかに気づきました。国際文化学部の授業で何気なく聞いていた文化の違いを自分自身で感じて授業で習っていたことをもっと勉強しておけば良かったなぁとも思いました。1年の留学生活は終わってしまいましたが、これで終わりではなくこれからも中国に対して関心を持っていたいと思います。

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