中華人民共和国
上海外国語大学2008年度後期O.Yさん(女)
- 期間
- 2008/3/3-2009/1/8
- 所用経費(1ヶ月)
-
宿泊費 50,000円 食費 30,000円 交通費 10,000円 図書・学用品 3,000円 衣服費 10,000円 教養娯楽費 20,000円 雑費 10,000円 合計 160,000円 - 渡航・帰国費用
- 100,000円
- 授業料
- (年間)30万円
- 換算率
- 16元=100円
住宅について
前期は大学のキャンパスの中にある寮に住んでいました。1人部屋と2人部屋を選ぶことができます。それぞれの部屋にバス・トイレなどがついているので、プライバシーは守られていました。けれど、キッチンは各階に1つしかないので、自炊するには少し不便です。学校まで徒歩5分ほどで着くので通うのは楽でした。後期は、友達とマンションを借りてシェアしていたので通うのに少し時間が必要でした。家は2つ部屋とバスルームがあり、シェアするのに便利な家でした。セキュリティーもしっかりしていたので安全面はしっかりしていた方だと思います。
医療について
上海は比較的、日本人が多いところなので、日系の病院がたくさんあります。日本人が働いている病院や、日本語が話せる人がいる病院などが多いので便利でした。他にも、病院に行くまでのタクシー代を払ってくれる病院などもあるので留学生にはとてもいい制度だと思います。現地の人が行くような病院は、廊下のベッドに寝て点滴などをうけている人たちなどたくさんいました。やはり、病院なども様々に変化するようです。
治安・衛生について
日本より、スリやどろぼうなどが多いようです。ポケットの中のものや、カバンの中のものを勝手に開けて取られることなどがよくあるので、リュックなどを背中ではなく前に持っている人が多いです。衛生面は、水道水をそのまま飲むことができないので、ミネラルウォーターを買って使っていました。15Lくらいのタンクが売っているので、ほとんどのお店や家などではそれを買って使っています。他にも街の方は、とてもキレイな場所が多いですが、少し離れたところはあまりキレイではない場所が多いのでトイレなどもとても気を使いました。
受講科目
中国語 精読(文法)
期間
2008/3/3-2009/1/7
授業内容・到達度
文法の基礎を習いました。色々な文法を使った長文を読んだり、その分にある単語を勉強しました。最初は、発音など、本当に短い分などかんたんなものでしたが、だんだんと長文なども理解できるようになりました。
中国語 听力(リスニング)
期間
2008/3/3-2009/1/7
授業内容・到達度
テープや先生の話を聞いて、答えを見つけるような授業でした。前期は一文などのテープを聞いて、答えを見つけるような授業でした。後期は、長い会話や手紙などレベルのあがったものもわかるようになっていきました。
中国語 口語(会話)
期間
2008/3/3-2009/1/7
授業内容・到達度
教科書の例文を使い、同じシチュエーションで自分ならどのように話すかなど、色々な場合で使える会話を習いました。最初は、教科書を見ないと何も会話ができなかったのですが、最後の方は色々と自分なりに考えられるようになりました。
留学を終えての感想
中国では、ほとんどの場所で中国語以外は通じません。なので、渡航前にはヒアリングの力と、会話力が少しなければ生活するのが大変だと思います。他にも、特に留学生に対して特別な医療制度などがないので留学生用の保険には入っていた方がいいと思います。環境は、ほとんど日本と同じだったので、日本で着ていた服装などで問題はないと思います。
中国まで日本からは2時間位なので、荷物などは2,3日あれば届くのでとても便利でした。EMSの場合では、送った次の日に届いていたりすることが多かったです。しかし、中国から送る場合は、日本と比べて少し高かったです。生活費は、日本の銀行のカードを現地でも使っていました。私のカードは、USJ銀行のInternational対応のカードで1回の手数料が100円くらいで海外でお金が下ろせるというものを使っていました。一応、中国の銀行を開設しましたが、ほとんど使っていませんでした。他にも、中国では日本のクレジットカードが使えないところが多いので、日本の三菱銀行が発行している、中国の銀行と提携しているクレジットカードを使って支払いなどをしていました。
1年間同じ学校に通っていましたが、日本の大学と違い制度がしっかり整っていない印象がありました。必要な書類をもらいに行っても用意されていなかったり、間違っていたりすることが多かったです。出席日数が間違っていたいので、オフィスに行っても特に何も対応してくれなかったりしました。前期・後期ともに、1週間の休みがありました。前期は両親が遊びにきてくれたので、どこも旅行に行けませんでしたが、後期は友達と一緒に香港に旅行に行きました。旅費は日本と同じくらいでした。元は同じ中国でも、中国では地域によって全く発音が違うので、何も理解できず英語でしか会話ができませんでした。全く町の風景なども違い、新しいインスピレーションを感じることができました。
今回の留学は、私の人生の中で2回目の留学なので、特にイメージギャップなどはなかったのですが、国が違ったので、生活スタイルや周りにいる人たちが変化しているので、前よりも自分自身でいろいろなことができるようになりました。最初まったく中国語が話せなかったので、言葉が何も理解できない環境になり、学校に行くのが嫌な時期もありましたが、少しずつ話せるようになり学校が楽しくなっていったりといろいろな気持ちの変化がありました。留学する前は、特に何も深く考えずに準備などをしていたのですが、全く言葉の通じない国で生活することで、精神的にも強くなれたと思いました。旅行や、留学で色々な国を訪れてきましたが、これから先もたくさんの国を見て、いろいろなものを自分なりに吸収して成長していきたいです。