アイルランド

ダブリンシティ大学2004年度後期O.Jさん(男)

期間
2004/9/9-2005/3/28
所用経費(1ヶ月)
宿泊費 89,600円
食費 15,000円
交通費 3,600円
図書・学用品 1,000円
衣服費 3,000円
教養娯楽費 3,000円
雑費 2,000円
合計 117,200円
授業料
1,314,240円
換算率
1ユーロ=135円〜148円

住宅について

やはりホームステイは割高なので最初の2ヶ月くらい申し込んでから仲良くなった友達とアパートシェアするのがベストだと思います。学校の掲示板にもシェアを募集する張り紙が随時ありホームページでも募集しているので簡単に見つかるだろうと思います。

医療について

病院に行かなければならないような病気を患うことはなかったので詳しい医療事情はわかりません。ただ一度歯医者に行った友人の話によれば日本では最低3回の通院が必要なはずの銀歯を埋め込む虫歯治療がアイルランドでは1回で済むという話を聞いたので歯医者に関して信用しづらいところがあります。

治安・衛生について

アイルランドの治安は他のヨーロッパ各国と比べるとかなりいいほうだと思います。ただ私が通っていた大学のあるBullymon地区は拳銃、麻薬の密売などダブリンでも例外的に治安の悪いところとして有名でした。

しかし、危ないところ(特に大学の近くにある団地)に入らなければ危険なことにあうことはないようです。 一般的にダブリンの北は貧困層が多いため治安が悪く南は裕福層が多いため治安はよいです。

衛生状況はダブリンに限らずヨーロッパの国ほとんどに言えることですが公衆トイレというものがほとんど見当たりません。ダブリンの場合はパブが公衆トイレの代わりみたいなものでした。

このページのTOPへ戻る

留学を終えての感想

渡航前にしておいたほうがよいこと

渡航前にしておいたほうがいいことは、出来得る限り詳細に現地の情報を集めることだと思います。

現地の地図はもちろん、物価(為替ルートにも注意)、ヨーロッパの大都市に行く場合は治安、後現地の英語の訛りなどです。

特にダブリンのアクセントは独特なものがあるので、勉強しておくとホストファミリーの方ともすぐに打ち解けるようになるはずです。

渡航の時に持っていったほうがいいもの、持っていかなくてよいもの

これは留学に限らず、旅の基本でもありますが、持っていくかどうか迷ったものは持っていく必要はないということです。

ただし、持っていける人はPCを持っていったほうがいいと思います。というのも、ヨーロッパには日本語に対応したPCは少なく、日本からのメールをチェックするたびにインターネットカフェを利用するのは、経済的にもあまりよくないはずです。

服装に関しては、初めは3日分の服装が適当だと思います。衣服は荷物としても相当かさばるものでもありますし、現地で買うことで、現地の文化の1つを学ぶことができるからです。ダブリンで服を買う場合はPennysという店で安く買うことができます。

留学先でのお金の払い方や日本からの送金方法・銀行利用

お金の両替の方法としては、現金、もしくはTC(トラベラーズチェック)で持っていく方法があります。現金、TCは市内の銀行、両替所で両替できますが、TCの方が両替レートはいいです。ただし、TCの発行会社と両替する銀行が提携を組んでいない場合、手数料をとられることが注意点です。

日本からの送金方法としては、現地で銀行口座を使っての国際送金を使っての送金。これは瀬田駅前の滋賀銀行でもできます。 ダブリンの銀行口座の作り方は、学校のスタッフに尋ねるのがベストだと思います。

もう1つの方法として、シティバンクなどの国際キャッシュカードを使ってお金を手に入れることも出来ます。 ただし、ヨーロッパのATMは日本のようにボックスになっていないので使用する時はスリなどの注意が必要です。

留学先の気候

ダブリンの気候は、ほぼ毎日曇り時々雨です。晴れは週1回見ることができたら幸運でしょう。ただし、メキシコ湾暖流の影響で、緯度の割には寒くはありません。真冬でも−10度を下回ることはめったになく、雹は降りますが雪が降ることはありません。

大学について感じたこと・大学周辺の治安

DCU(Dublin City University)は アイルランド1の理工系大学といわれているだけあり、設備は図書館、PC(日本語読み書き対応)、ジムなどとても充実していました。DCUには日本語学科があり、掲示板でお互いに勉強しませんか、と募集すれば、DCUの日本語を勉強している生徒とも知り合うこともできました。

先ほどにも書きましたが、大学周辺のBullymon地区はダブリンでも例外的に治安が悪い場所と言われています。しかし、危ないところにいかなければたとえ真夜中でも危ないことにあうことはないはずです。

留学中の食生活について

アイルランド人というのは(イギリス人もそうですが)、料理に手間をかけるという人は少なく、どこの家庭でも日本から見たら手抜きに近いような料理が出てくることが多いようです。ダブリンでは日本食が売っているところもありますので、留学中の食生活については自炊することをお薦めします。

留学中の旅行について

アイルランドは島国ですから必ず飛行機を使わなければいけないとはいえ、他の国には国内線のような価格、時間でいくことができます。飛行機は格安航空会社のRyan airもしくはAer Lingusを使えばダブリン〜ロンドン間を片道3000円程度で行くことができます。

さらに、事前からユーレイルパスを準備しておけば、まとまった休暇時のヨーロッパ周遊の旅は、もっと安く簡単にいけることと思います。

留学して1番よかったこと

ヨーロッパ各国の生徒と友達になれたのも大きいですが、何より日本という国の凄さ、というのを発見できたのが大きかったと思います。欧米コンプレックスから脱却したともいえます。今までは無意識的に「欧米はすごい国だ」と思っていましたが、ヨーロッパを見る眼が変わり、今では本当の意味で客観的にヨーロッパ情勢を俯瞰できると思っています。

留学して1番つらかったこと

食生活や、カルチャーショックなど色々ありましたが、1番つらかったのは最初の1ヶ月間でした。

街のどこに何があるのかわからない、言葉も満足にわからない、自分がどうすればいいのかもわからない、という状況がつらかったです。 ただ、英語が理解できるようになってからは、それに伴って生活も楽になってきました。

留学前と留学中の考え方やイメージのギャップ

出発前は何となく、「留学」というのは何か特別な行為であると思っていました。しかし実際にやってみると留学自体は難しいことではなく、むしろ誰でもできる事、であることに気が付きました。

留学を終えた今、自分が感じること

今は本当に勉強が必要な時期、だと思っています。英語力のキープはもちろん、留学先で得た知識の復習、補充をしなければならないと感じています。

今改めて思うのは、世界は広いということ。言葉にすると非常に単純なことですが、実際に体験するとその広さと奥深さに感心することがあります。

今回の留学を今後どう生かしていきたいか

今回の留学で得た英語力をもとにして、主に教職課程の授業に生かしていきたいと思っています。英語にまつわる試験はもちろん、国際情勢を考えるときにも、今回の留学の経験は役に立つはずです。

無事教師になれた時に、今回の留学は成功したといえる、と考えています。

このページのTOPへ戻る