アイルランド
リムリック大学2004年度後期N.Tさん(男)
- 期間
- 2004/9/27-2005/3/18
- 所用経費(1ヶ月)
-
宿泊費 73,000円 食費 25,000円 交通費 1,000円 図書・学用品 1,000円 衣服費 7,000円 教養娯楽費 10,000円 (旅行時のみ)雑費 4,000円 合計 121,000円 - 渡航・帰国費用
- 164,300円
- 授業料
- 640,000円
- 換算率
- 1ユーロ=135円
住宅について
ホームステイの場合は必ずしも恵まれた環境が整えられているとは限らないので、あまり過大な期待はもたないほうがよいと思います。
大学構内にあるビレッジは大学生と一緒にドミトリー方式で暮らすタイプなので、大学生と知り合うチャンスはありますが、向こうも大学の講義や宿題で忙しい、または自身の語学力不足のため、コミュニケーションが取りづらい場合もあるようです。しかし、キッチンなどの共有スペースをのぞき、一人十分な広さの部屋を持つことができるので、プライバシーは保てるし、勉強のできる空間が作れると思います。
医療について
大きな病気には罹らなかったので詳しいことはわかりませんが、薬局で売っている薬の値段は日本とさほど変わらなかったような気がします。アスピリンも二日酔いの薬も簡単に手に入れることができます。
治安・衛生について
衛生状態は概ね良好だと思います。生水も飲めます。
しかし、都心部に行くと路上にゴミや食べ物が落ちていたりして、日本で見慣れない光景に少し不快に感じました。
治安も都市部を夜一人で歩いたりしなければ大丈夫だと思います。私の家の近くは治安もよく、よく一人で夜散歩にでかけたりしました。
ただ、一部心無い人によるアジア人差別もありますが、それはどこの国にいっても少なからずあることなのでさほど気にはなりませんでした。
受講科目
Year Round Course (General English)
期間
2004/9/27-2005/3/18
授業内容・到達度
授業は2コマに分かれていて、間に約30分間の休憩がありました。授業の内容ですが、前半は日本であるような文法の基礎やイディオムを教科書に沿って学びます。 後半の授業はあるトピックについてディベートやディスカッションを中心とした自発的な発言を求める内容が中心でした。聞こえは難しそうですが、無理な事は要求してこないので、それほど授業がきついと感じたことはありませんでした。
留学の終盤は大学入学に必須のIELTS対策のための授業が続き、当時大学入学予定のない私にとって不満がありました。 私は今回の留学で2つコースが上がりましたが、コースが上がるごとにレベルももちろん上がり、先生の会話のスピーとも早くなり、授業についていけないということが最初のうちはありました。
しかし、授業後の自習やアイルランド人の友達との交流を重ねていくうちに最終的には授業にも慣れ積極的に授業に参加できるようになりました。渡航前と比べ、確実に語学力がレベルアップしたと実感しています。
先生によって進め方が違うが、毎週木曜日にWritingのテストがあり、授業中にトピックを与えられ、それについてグループに分かれて話し合い意見を出し合い、 その意見を踏まえて250字程度でWritingの宿題が出された。Readingは新聞記事を読んでその内容について問いに答えるという練習があり、その後その記事について話し合ったりして、勉強になった。
2限目はSpeakingの機会が多かった。
毎回授業の始めにその前日使った単語を覚えるためのゲームをしたり、話し合いをしたり、みんあで楽しく英語を学ぶという感じだった。 到達度はAcademicWritingの書き方をきちんといちから身に付けることができた事と、あとは先生と話す時間が長かったのでSpeaking力もついた。
留学を終えての感想
わたしは今回の留学は初めから最後まで自分で情報を集め、留学エージェントに頼ることはありませんでした。これは凄く非常に大変で何度も挫折しかけたけど、留学サポート室にいらっしゃるジョンソン先生をはじめ、たくさんの方々の手伝いもあったため、無事留学手続きも完了させることができ、留学前から充実していた気がします。渡航前にはその国の情報をネットや本などでピックアップしておくと後々の留学生活で役立つと思います。
また、留学して強く感じたことなのですが、自分の知識の引出しの広さはすごく重要なことだと感じました、いくら話したくても話のネタがないとよい友人関係を築くことは難しいと思います。
例えば海外の作家の本の内容や音楽、映画、スポーツ選手、映画俳優女優の名前や些細なことでもいいと思います、 自分が今まで行ってきた習い事(習字やピアノ)などについて英語で軽く説明できるようにしていれば話も弾むともいいます。アニメの好きな外国人もいるので、日本のアニメの名前などもすこしかじっておくのもいいかもしれません、とりあえず、自分の知識の引出しを留学前に増やしておくとよい交友関係を築くきっかけになると思います。僕の場合は音楽や映画にわりと詳しかったので、音楽好きなアイルランド人の友達とアイリッシュミュージックを聞きにパブに行ったり、一緒にCDを買いに行ったり、友達の家でギターを弾いたりと充実した時間を過ごすことができました。
アイルランドに留学するにあたって特別準備する必要は無いと思います。というのも、生活必需品はすべて現地で調達できるからです。 大きな荷物になるものは極力持っていかないほうがよいです。また、アイルランドの学生は日本人と比べ男女とも質素な服装の人がほとんどなので、あまり身なりに気を使う必要は無いと思います。
私は張り切って大量の服とタオルを持っていったのですごく邪魔になりました。ただ、1つ困ったのは初めの頃はホストファミリーとコミュニケーションがうまくいかず、下着や靴下を洗濯する間隔があき、下着不足になりました。加えてアイルランドは雨が多く、洗濯の乾きも遅いです。 だから靴下や下着などは少し多めに持っていくといいかもしれません。
また、友達から「外国の洗濯機は出力がありすぎて服がボロボロになる」と聞いていたのですが、別にそういったことはありませんでした。あとアイルランドは雨が非常に多いので傘は必需品です。
ビザに関しては、私の通っていた大学構内に銀行があり、そこで銀行口座を開設することが出来、それがまたビザ取得の条件に入っているようです。ビザの取得は特にむつかしくありませんでした、先に言ったとおり、口座をアイルランドで開設することはできますが、その他の決済方法は確保しておく必要があります。私の場合はクレジットカードと国際キャッシュカードを使用していました。
アイルランドはヨーロッパに位置する国なので国内旅行はもちろんのこと、いろいろな国に安価で旅行することが可能です。私は休暇を使い、北アイルランド、イギリス、オランダ、スペインに。
飛行機の旅客費も往復1万円前後で手に入れられることができるので、非常によかったです。そこで必要になってくるのが日本で発行されている日本語で書かれているガイドブックです。海外のガイドブックは大雑把なものが多く、絵も地図も無い場合があります。
だから日本であらかじめガイドブックを買っておくと良いと思います、旅も勉強の1つだと思って積極的に利用しました。
宿泊先のホステル、お店などで様々な出会いがあってすべての旅が充実したものとなりました。