アメリカ合衆国
デラウェア大学2010年度前期T.Rさん(女)
- 期間
- 2010/2/24-2010/7/5
- 所用経費(1ヶ月)
-
宿泊費 70,000円 食費 15,000円 図書・学用品 12,000円(1セッション毎) 衣服費 10,000円 教養娯楽費 10,000円 雑費 5,000円 合計 122,000円 - 渡航・帰国費用
- 145,000円
- 授業料
- (1セッション)約230,000円
- 換算率
- 1 US$ = 89円
住宅について
本当に英語を学び、アメリカの文化を学びたいならホームステイを絶対におすすめします。いろんな国の友達と仲を深めたいならドミトリーやルームシェアなどがいいのではないかなと思いますが、私はホームステイにしてよかったと思います。
アメリカの伝統的な食べ物や習慣などに触れられたのですごくおもしろかったです。何かと制限されるという家庭もあるかと思いますが、私の場合すごく良いファミリーに出会えたので、とても有意義な時間を過ごせました。 自分に合わなければ変えることもできるので我慢しすぎる必要はないと思います。せっかくの留学生活に我慢ばかりしてストレス生活を送るのはもったいないので。
医療について
病院に行っても、2・3時間待たされるのは普通と聞きましたが、私は幸い留学中に体調を一回も崩すことなく、病院に一度もお世話になってないので本当かどうかはわかりません。
治安・衛生について
夜遅くになると危ない道は危ないらしいですが、私は一度も夜、外を出歩いていないので危ない目にはあっていません。衛星状況もニューアークは全く問題ありませんでした。しかし少し大きな町に行くとゴミが気になりました。
受講科目
8 week program (Intensive English Program)
期間
2010/3/1 - 2010/4/16
授業内容・到達度
Listening/Speakingクラスは最初のクラス分けの面接でレベルが決まるのですが、緊張でうまく喋れず自分の実力より下のレベルのクラスで最初は普通かなと思っていたけれど、時間がたつにつれて簡単過ぎるなと感じたのと、自分の理解のレベルと他の生徒のレベルが違いすぎて、私が言ってることが理解してもらえなかったり、相手の言ってる発音や文法が滅茶苦茶で先生の指示も理解していない子が多く、グループワークなどするときに、少しイライラすることも多かったです。
授業内容は基本的なことばかりで、日常生活で使うフレーズの練習や、何かを描写するときに使うフレーズを使用した小さなプレゼンなどと、母音の発音を聞き分ける練習をたくさんしたのを覚えています。この授業では、発音が良くなったと思います。
Reading/WritingクラスはL/Sよりひとつ上のレベルのクラスだったので、年上の生徒がどっと増え、私が言ってることも相手が言ってることも分かるといった状況だったので過ごしやすかったです。先生がとても分かりやすい説明で、宿題は多くて大変でしたが本当に文法を勉強するのが楽しかったです。レポートもひとつひとつ先生が丁寧にチェックしてくれて、充実した授業でした。レポートの書き方も教わりました。
Listening Labはひたすらリスニングの教材を聞いて、プリントの穴埋めをしていって、後で先生と一緒に答え合わせといった形でした。
8 week program (Intensive English Program)
期間
2010/4/26 - 2010/6/18
授業内容・到達度
Listening/Speakingクラスでは、ひとつレベルが上がり、やっと自分のレベルに適したクラスに入ることができました。このクラスでは、宿題でアメリカ人に道を尋ねるというのが出たり、ラジオを聞いて要約する、ある会社や組織に電話をかけて専門家に質問をしたりするという実践的なものが多かったです。見ず知らずのネイティブスピーカーに話しかけたり、電話をするというのは少し勇気がいりましたが、とても身につく有効的な練習だったと思います。
このクラスで話を聞きながらノートを取る方法も学びました。全部聞きとれなくて元々で、とにかく練習という姿勢で普通のネイティブスピーカーの早さの会話を聞いて、テスト、練習などもたくさんし、プレゼンも普通の個人のプレゼンとグループプレゼンを何度かしました。
Reading/Writingクラスでは先生があまり授業の説明をせずに、なぜかよく関係のないyoutubeの動画を見せられることが多かったです。そして宿題だけ大量に出すという、少しはずれの先生でした。しかし、とにかく宿題が多かったので、とにかく書く、とにかく読むという精神は鍛えられたかと思います。2週間に一度ブックレポートがあり、他にも3つ程エッセイを書く機会がありました。
授業の始めに、たまにニュースを読んで要約するということもしました。また週の始めには必ず週末についてのミニエッセイを書いていました。
留学を終えての感想
私はこの留学をして、英語も留学前より格段と上達し、いろんな国の人と出会っていろんな文化に触れて、最高のホストファミリーと出会えて、本当に充実したものでした。まず渡航前にしておいた方がいいことですが、やはり多くの人が言うように英語の勉強だと思います。アメリカに着いた当初は本当にリスニングもスピーキングもひどかったです。フードコートで注文するとき、店員さんはすごく早口で喋るので、何度も聞きとれないことがありました。渡航後は日本語を話さない努力をして、できるだけ多くの時間を母国語を日本語としない人たちと行動することが英語上達への近道だと思ったので英語漬けの生活をしていました。積極的にサークルなどにも参加してアメリカ人の友達も作りました。一番上達したと感じるのはリスニング力だと思います。それは毎日3,4時間以上ホストマザーとお話したり、一緒にお料理したり、宿題をみてもらったりしていたので、常に英語を耳にしていました。ホストマザーはとても料理が上手でお手伝いしていてとても楽しかったです。そしておいしかったです。しかし気をつけなければいけないのが、レストランでの食事です。よくレストランでお昼を食べていたのですが、600円から800円程でランチが食べれて、ボリュームが半端なく多いので、もったいないと思ってお腹いっぱいでもついつい食べ過ぎてしまいがちです。おかげで太りました。あとアイスクリーム屋さんもいろんな場所にあるのでついつい食べてしまいます。留学中で大きな病気やトラブルに巻き込まれたり、つらかったことは、幸いなことにありませんでした。
私がデラウェアについた2月は雪がたくさん降っていてとても寒かったです。大学周辺は小さな学生街という雰囲気で小さなレストランや本屋、服屋がメインストリートにずらりと並んでいます。遊ぶところは正直あまりありません。車で15分ほど離れるだけで田舎になって何もない静かなところです。シカ、うさぎ、たぬき、リス、キツネはたくさんいます。それぐらい自然が多いところなので、のびのびとした生活が送れました。でもバスで2時間半ほどでNYに行けるので週末旅行などするには良い場所です。語学学校のスクールトリップでもワシントンDC,NY,フィラデルフィアなど近郊都市に行けます。2週間ほどで雪は溶け徐々に暖かくなっていき、4月は昼間夏のように暑かったりもするけれど、朝晩はジャケットが必要なぐらい寒かったりもするという少し変な気候でした。デラウェアは日本と同じように湿気が多いです。6月は真夏のように暑かったです。たまにサンダーストームがあるのですが、とっても強い雨と雷も恐ろしかったです。
留学中の大きな旅行はフロリダのディズニーワールドと、NY一人旅と、カリフォルニアのデービスに友達に会いに行きました。それぞれの土地で全く違った雰囲気や気候なので非常におもしろかったです。
お金は私は最初に生活費などのために50万円ほどトラベラーズチェックに替えて持っていき現地で銀行口座を開き、そこに現金として預けました。なので着いてからは、その銀行のATMカード兼デビットカードを利用していました。お金にそこがつきそうになったときに追加で日本の郵便局からその口座に送金してもらいました。それでも最後少し現金が足りなかったので、クレジットで2万円ほどキャッシングという形で乗り切りました。
持っていった方がいいものはPCと歯ブラシと、洗濯ネット、小旅行用の小さいかばんです。持ってこなくてもよかったと思うものは、服、参考書、化粧用品です。たいがいの物はアメリカで手に入るのでそんなに心配しなくても大丈夫です。少し高いですけど日本から送ってもらうこともできますし。
この留学を終えて、アメリカも好きになりましたが、より日本のことを好きになりました。そして家族・友達のありがたみを知ることができました。そしてかけがえのない第二の家族といろんな国の友達ができて、貴重な体験をすることができました。これからも英語を忘れないように自分で日々勉強して、就職活動に役立つように英語を延ばせられたらいいなと考えています。