アメリカ合衆国
ドレクセル大学2009年度後期S.Kさん(女)
- 期間
- 2009/9/21-2010/2/16
- 所用経費(1ヶ月)
-
宿泊費 65,000円 食費 30,000円 交通費 ほとんどなし 図書・学用品 20,000円 衣服品 10,000円 教養娯楽費 20,000円 雑費 15,000円 合計 160,000円 - 渡航・帰国費用
- 190,000円
- 授業料
- 510,000円
- 留学先通貨と日本円の為替レー
- 1US$ = 90円
住宅について
私は外国留学が初めてでどちらももちろん体験したことがなかったため、初めはホームステイをし、初めのプログラムが終了後寮に移ったのだが、両方を体験できたことはとてもよかったと思う。
ホームステイでは無条件に私のことを気遣ってくれるネイティブの家族のおかげで、わからないこともたくさん教えてもらえた。もちろん最初はコミュニケーションをとることがすごく難しかったけれど、安心感が得られたように思う。ただ家が少し学校と寮から遠かったため、なかなか急に友達とどこかに出歩くということがしにくい場所にあったため、その点はやはり寮生活に移ってからの方が友人関係も広がり、楽しめる場面も増えたといえる
医療について
医療機関を利用していないのでわからないが、アメリカでは各家庭が特定の医者と契約していることが多いと聞いたので、日本とそのような点は違うように思われる。
治安・衛生について
私のホームステイ先はすごく治安が悪いと言われている場所と近いということを聞いてから少し怖かったが、危ない目に遭ったということを一度も友人から聞いたこともなかったので、それほど治安は悪くなかったように思う。
寮に移ってからは大学の近くだったため、2大学が雇っているセキュリティーの人を多く見かけたので以前よりも安心できたが、大学周辺でもいくつか事件が起こったというのも耳にしたのでやはり治安がとてもいいとはいえない地域だったかもしれない。
受講科目
The Intensive English Program Fall Term 2009 Full Term
期間
2009/9/23 - 2009/12/9
授業内容・到達度
Writingクラスがまず初めにあり、2時間目にListeningクラスがありました。Writingの先生は厳しいものの評判のいい先生だったので、授業もかなりわかりやすく授業中や宿題で文を書くという練習をみっちりさせられました。レベル2ながらレベル2とは思えないボキャブラリーをたくさん身につけている生徒たちや、発言することを重視する先生の嗜好から油断が全くできない授業で自分にとってすごくためになる授業だったと思います。
Listeningの先生もとても気さくで明るく、授業もただ教科書になぞらえていくばかりでなく、自分たちでそのトピックについてプラスアルファで考えさせ、それをランダムにあてたり立候補者を募ったりとその時々によっていつも同じ方法をとる訳でなかったので、こちらもとてもいい意味で油断の許されない授業でとても楽しめました。発音についてそこまで教わらなかったものの、教科書に載っているものに関連した発音等に関する質問も私たちが納得するまで粘り強く教えてくれました。
そしてSpecial Topicというクラスは週2回月・水もしくは火・金の午後から行われていた授業で、複数のクラスから自分の午前中のクラスレベルに合うものから選ぶという選択式でした。1週間以内なら変更可能だったので、私は結局2回クラスを変えました。このクラスは物語や伝説を紹介したりプレゼンテーションを行うクラスで、もう1つクラスレベルの高い生徒たちと一緒に受けられる授業だったので、普段より高いレベルのSpeaking力を要求され、初めはとても緊張の連続ですごく焦りと情けなさでいっぱいになりましたが、仲良くなっていくうちに友達に助けられながらも恐れ過ぎず話していくようになったように思います。
そして自由参加で出席を一切とったりしないElective Classもありましたが、金曜日を除く発音や会話クラスがあり、私は毎回出るようにしていました。そのおかげでListeningの際に役立つ発音のルールなども知ることが出来、生徒数もすごく少なかったので充実していたといえます。
The Intensive English Program Winter Term 2010 Half Term
期間
2010/1/6 - 2010/2/12
授業内容・到達度
Winter TermはFall Termと逆で先にListeningクラスが行われました。ほとんど全てが教科書通りで正直気を抜いてしまうことも容易に出来てしまう授業でしたが、毎回3人組みやペアになってディスカッションを行う方針はよかったといえます。
またListeningクラスでしたがとても文法的なことを重視した教科書を用いていたため、時制など文法的要素に強くなったように思います。
Writingクラスではこの先生の説明もとてもわかりやすかったですが、前半は新しく入ってきた生徒のために前Termから参加している生徒には復習というような内容をしていたので、私は特にHalf Termの生徒だったため時間がもったいないように感じることもありました。このクラスでは本を1冊読んでレポートをアウトラインを作成し、みんなの前でプレゼンテーションを行うという課題もあり、毎週2枚ずつ普段の宿題とは別に自由に何かについて書くというReadingとWritingの両方が鍛えられるようになっていたように思います。
Special TopicではVocabularyクラスをとり、みんなで教科書を使いながら学んでいきました。毎週いくつかの単語をテーマなどに沿って調べてレポートを作り、最後のテストにはSong Presentationが設けられ、自分の好きな洋楽を1曲選んで紹介してその中から単語を選んで発表するという単語の勉強づくしでしたが先生がかなりユニークで、楽しませてくれまた少し違った学び方を取り入れたりと、飽きることのないクラスでした。
このTermでもいくつかのElectiveクラスをとって参加するように心掛けました。
留学を終えての感想
まず本当に現地で学べることを知るために、文法や単語は本当に必要だとひしひしと感じました。私は元々英語が苦手だった上に大学に入学してからも2言語型をとっていたこともあり英語が全然だめだったのですが、結局勉強も出来ないままあっという間に出発日になってしまいました。
現地について本当に基礎的なこともわからない自分を情けなく思い、時間の無駄遣いをしているようにしか感じないときもあったので、本当に皆がいう様に、事前に勉強して行く事はとても大事だと思います。それによってコース分けも大きく左右されて、更にここで何を学べるか、ということに集中出来たり、基礎を活かした応用的なことも更に学べるはずです。
また、パソコンは本当にあった方がいいと思います!初めは持ってきていなかった友達も皆、買っていました。やはり誰かと連絡をとったり宿題をするときなどは必要不可欠になってきますし、そんな時自分のパソコンを持っていないと、わざわざ毎回他の場所に行かなければならない、自分の部屋で使えない、日本語はもちろん打てない、などの数々の不便な点が目立ちます。 あと女性ならではですがタイツやストッキング、女性用下着シャツなどの防寒着は余分に持って行った方がいいように思います。日本よりも全然高いうえにババシャツなんて1度も見つけることが出来ませんでした。洗濯ネットも持って行って正解だと思います。シャンプー等は全て向こうで購入したので持っていく必要はないように思います。ただお肌が敏感な方は特に自分の肌に合った肌ケア用品を多めに持っていくことを強くお勧めします。
私は日本で新生銀行の口座を開いていきましたが、4%ほど手数料が上乗せされてしまう上に向こうで預金することが出来なかったので、向こうでも口座を開き多めに持って行った現金を預けて基本的にそちらを先に使うという方法をとっていました。また向こうではデビットカードが広く普及していたので、みんな基本的に現金よりそちらを使っていましたが、私は基本的に現金派を貫きました。 留学は本当に一生に1度でも経験しておきたかったことの1つだったので、まずその点からしても本当に有意義な経験をすることが出来たなと思っています。またずっと親と暮らしてきた私にとって少し自立と呼べるような生活も送ることが出来、なおかつ本当に日本にいるだけでは出会えないようなたくさんの違った人種の人々に短期間で出会うことも出来たので本当に人生で忘れることのない5ヶ月間でした。
留学に行く前は行ってしまえば必ず何か身に付くだろうなんていう甘い考えでしたが、自分と同じ国籍の人ももちろんいる中で基本的に英語を使うのは学校の授業だけ、という人たちやいくらでもある程度までいけば適当に過ごすことも可能なことを知り、自分から何事も積極的に挑んでいくことの大切さを知りました。そして私にとって様々な文化を持つ様々な人々と出会えたことが最大の糧だと思います。
また私は今まで1度も英語に関するテストを受けたことがないので、これを機に挑戦してみようと思っています。英語を使わないとすぐに忘れてしまいます。しかし私の人生において英語とのつながりは何かしら持っていたいので、友達と連絡をとるなどから始めて少しでも何か英語を使う環境を持続出来ればいいなと思います。