アメリカ合衆国
カリフォルニア大学 アーバイン校2008年度後期T.Nさん(男)
- 期間
- 2008/10/1-2009/3/19
- 所用経費(1ヶ月)
-
宿泊費 60,000円 食費 20,000円 交通費 4,500円 図書・学用品 20,000円(教科書含む) 衣服費 3,000〜5000円 教養娯楽費 10,000円 雑費 10,000円 合計 約120,000円 - 渡航・帰国費用
- 140,000円
- 授業料
- (1クォーター)250,000円
- 換算率
- 1USドル=90円前後
住宅について
アメリカはいろんな国の人が集まっている国なので、ホストファミリーにも当たり外れがあるようです。私のホストファミリーは白人系アメリカ人で英語発音やアメリカ文化などいろいろ教えてもらえました。ちなみに友人のホストファミリーはスペイン人家族だったり、韓国人家族だったりと家で英語やアメリカ文化に触れる機会が少なかったらしいです。アパートメント生活は友人は多くできますが相部屋なのでストレスがたまるようです。でも、宿題などを協力してできるのは利点だと思いました。
医療について
やはり、保険のきかない歯医者だけは留学前に言っておいたほうがいいです。友人が虫歯になってその治療に15万円ほどかかったと言っていました。
治安・衛生について
アーバイン市は5年連続でアメリカで一番安全な街に選らばれているほど安全な場所だそうで、実際、安全です。衛生面も特に問題なかったです。
受講科目
Speaking/Listening
期間
2008/10/1-2009/3/19
授業内容・到達度
授業時間の半分をスピーキング、半分をリスニングに使って授業がありました。スピーキングは基本的に発音重視です。僕の場合は“R”と”L”“TH”の発音が下手だったようでかなり指摘されました。1ヶ月くらいでなんとかうまくなりましたが。リスニングの授業では映画を観たりしました。リスニングの宿題では、映画や、ニュースを見てそれについて書くリスニングログという宿題が毎週あったのですがそれがかなりハードでした。でもおかげでだいぶ鍛えられました。スピーキングの中間試験、期末試験は基本的にプレゼンテーションで、個人で行うもの、グループで行うものがありました。ちなみに試験で一番ハードなのはスピーキングのプレゼンテーションだと感じました。リスニングの試験はディクテーションやダイアログの内容理解度などを問うものが多かったです。発音に関しては先生にかなり練習してもらったので最終的にはかなり上達しました。リスニングは専門的な用語でなければ日常会話は普通にできるようになりました。TOEICテストリスニングセクションの得点率90パーセント超えました。
Grammar/Writing
期間
2008/10/1-2009/3/19
授業内容・到達度
上に同じく、授業の半分はグラマー、半分はライティングの授業でした。グラマーの授業では教科書を使って授業が進行して行きます。時制、受動態、冠詞のつけかた、複数形、単数形、助動詞などかなり基本的なことばかりだと最初は感じたのですが、授業を受けたら知らないこともかなりあって驚くことが多かったです。特に時制は日本語の感覚で考えてしまうのでどうしても混乱しました。ちなみに日本語で書かれた英語の文法本を日本から持って行っていたのですが、先生にいろいろ質問していたら日本の文法本は間違いだらけで驚きました。ライティングの授業は基本的にエッセイの書き方を習いました。エッセイの構成、アイデアの広げ方、プロセスエッセイについて、など、英文をあまり書く機会がなかった僕にとってかなりためになる授業であり、また、日本語で書くレポートにも応用できそうなので日米語両方のライティング力が上がったと感じました。特にアメリカ人の友人や先生と普通にメールでやり取りができるようになったのは自分の中では大きな進歩だと思いました。グラマーのテストは、授業であつかった文法の理解度を問うもので、マーク形式、手書き、先生によって様々でした。ライティングのテストは先生から出されたトピックをテーマにエッセイを書く、というものでした。
Reading/Vocabulary
期間
2008/10/1-2009/3/19
授業内容・到達度
授業内容は基本的にリーディングで、その中に出てくるボキャブラリーをそのまま学んでいくという形式でした。この授業ではかなりの量の英文を読みました。もともと、英語の速読が苦手でTOEICやTOEFLの問題をいつも最後まで解くことができませんでしたが、留学をはじめて4か月ほどたった時に受けたTOEFL、TOEICは最後まで解ききることができ、速読力が上がったと実感できました。また、意味のわからない単語も文脈から意味を読み取る、という訓練を授業中に結構やったのですが、それもかなり成長しました。ボキャブラリーは授業中に何回か小テストがあったり、中間・期末試験では授業中に出てきた単語の確認程度に単語テストがありました。リーディングテストは英文の読解力や、単語の意味を読み取る力を確認するものでした。
留学を終えての感想
渡航前にしておいたほうがいいこと
- 歯医者に行く。
- 文法、ボキャブラリーの自主勉強。
持って行ったほうがいいもの
- パソコン
- 丈夫なリュックサック・カバン(教科書がかなり重くて多いので。)
- 電子辞書
- メモ帳
- 明確な目標
- コートは一度も使いませんでした。(西海岸はかなり暑いので)
- 長期留学の場合、帰りが大変になるので必要最小限のものだけ持っていけばいいと思います。
留学先でのお金の払い方や日本からの送金方法・銀行利用法
留学中前にJTBのグローバルキャッシュというクレジットカードを作っておいてそこにお金を入れてもらっていました。その後、現地でバンクオブアメリカの口座を作って利用していました。バンクオブアメリカは日本からの送金に1週間ほどかかってしまうので、急にお金がいるときはグローバルキャッシュのカードを使っていました。ちなみにグローバルキャッシュは2〜3日で送金できますが手数料が高いです。基本的にアメリカではVISAカードを持っていれば買い物には困らないのでそれは常に持ち歩くようにしていました。
留学先の気候
基本的に暑くて雨が降らないです。2月ごろにようやく寒くなってきたと思ったら三月にはもうビーチは水着の人であふれています。朝と夜だけは少し冷えるので簡単な上着くらい持って行ったら便利だと思います。服装は日本で着る春の服装がちょうどいいんじゃないかと思います。
大学について感じたこと・大学周辺の治安
大学はキャンパスがとても広いです。フードコートやレストランが集まっている場所でお昼ご飯を食べることになると思いますが語学学校の教室から少し離れた所にあるので少し不便に感じました。ちなみに移動時間短縮のため僕はスケートボードを使ってキャンパス内を移動していました。大学周辺は基本的に何にもないです。その分治安もいいので安心ですがアーバイン市は車を持ってないとすこしつまらないかなぁと感じました。車を持っている友達を見つけるか、自分で免許をとってレンタカーを借りるかしている友達が多かったです。(ちなみに免許は安くて簡単に取れます。)車さえあれば、アナハイム(ディズニーランドなどのテーマパークが集まっている場所)やロサンジェルス、ハリウッド、サンタモニカ、その他ビーチなどもたくさん周れて休日は暇にならないと思います。
留学して一番良かったと思えること・今後について
一番良かったことは英語力が上達したことはもちろん、たくさんの人会うことができたことです。日本からくる留学生の中には26〜37才くらいの社会人の方も結構いて、そういう方の多くは自分のやっていた仕事に満足できず、仕事をやめて留学に来ている人たちで、中には大手企業を辞めてきている人もいました。将来自分が何の仕事に就こうか迷っている時期だったのでそのような人たちの話をたくさん聞けて今回の留学では自分の将来についてかなり考えることができました。また、世界中からいろんな国の人がアメリカに英語を学びに留学に来るので、その国の人の価値観や日本に対してどんなイメージを持っているかを聞くことが出来て自分の中で世界を見る視野が広がりました。今回の留学では本当にたくさんの経験が出来て、いろんな刺激を受けました。特に、自分の将来の就職希望は映画関係なのですが、UCIの特別授業でハリウッド映画のディレクターやスクリーンライターの話が聞けたことは自分の将来とって大きなものとなると思います。将来的に英語を使った職業につくかどうかはまだ決めかねていますが、今回の留学での大きな収穫は将来に対する明確な目標と危機感が持てたこと、それと英語圏の人と会話できるようになったので情報収集の幅が広がったことだと強く感じました。今後も英語を勉強しつつ自分の興味のある分野の知識を深めていこうと考えています。