アメリカ合衆国

オレゴン州立大学2005年度前期O.Aさん(女)

期間
2005/3-2006/4/2
所用経費(1ヶ月)
宿泊費 60,000円
食費 36,000円
図書・学用品 1,000円
衣服費 5,000円
教養娯楽費 5,000円
雑費 2,000円
合計 109,000円
渡航・帰国費用
約17万円
授業料
約100万円
換算率
$1=120円

住宅について

前半は大学寮、後半はアパートでした。大学寮はきれいで新しいのと汚くて古いものとの差があり、入る前にどこにするか希望を出せます。寮は安全性や友達ができやすいという面では良いと思いますが、少し料金が高いので後半は友達とルームシェアしました。アパートの料金は比較的安いと思います。

医療について

アメリカで病気・怪我をするとお金がかかるので万が一の場合を考えて保険に加入すべきです。オレゴン州立大学では学生の為の健康管理センターがあり、病院のように診察や治療を受けることができます。ただし、このセンターを利用する際は大学の保険に入らないといけません。

治安・衛生について

コーバリスは大学の街という感じのところで、治安、衛生ともに日本、もしくは日本より問題ないと感じた。特に大学構内は警察がパトロールしていて送迎バスのサービスもあるので、最低限の安全意識を持っていればトラブルに巻き込まれることもないと感じた。

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受講科目

Writing Level 5&6
期間

2005/3/31-2005/8/10

授業内容・到達度

主にリーディング、エッセイ、リサーチペーパーに力を入れていました。習うより慣れろというスタンスでとにかく本を読み、エッセイを書き、リサーチをしてペーパーを書きました。1ターム毎に3回程度のペーパーの課題が出され期末には5-6ページのリサーチペーパーがありました。

Listening/Speaking Level 4&5&6
期間

2005/3/31-2005/12/2

授業内容・到達度

主にプレゼンテーション、ノートテイキングに力を入れていました。このクラスはWritingのクラスより楽しんで英語を使おうという姿勢でした。時々ゲストを呼び30分程度のレクチャーを聴き、ノートをとる練習をしました。そのほか、ディベートやディスカッションもよくしました。

Pronunciation
期間

2005/3/31-2005/6/7

授業内容・到達度

ネイティブスピーカーがどのように発音しているのかを先生、アシスタント、ビデオ、インターネットを用いて理解し、より良い発音に近づくように練習しました。舌の動き、音の流れなどの特徴に注目して、約20人程度の生徒全員で練習したり、スキットを作り「発音劇」みたいなものもしました。

TOEFL
期間

2005/3/31-2006/6/7

授業内容・到達度

教科書を中心にTOEFLの特徴をつかみ、どのように効果的に点数が取れるかを問題を解きながら練習しました。このクラスはクラス外の宿題も重要視されており、クラスでは何が理解できなかったを質問するというような形で進められました。

IDL
期間

2005/3/31-2005/8/10

授業内容・到達度

この授業は自分が英語のどの部分を伸ばしたいかによって勉強する内容が違い、どちらかというと自己学習という印象が強かった。しかし、担任の先生とアシスタントがいるのでどのように進めていくかアドバイスをもらったり会話の練習をしたりとかなり様々なことができたクラスでした。

Vocabulary
期間

2005/6/23-2005/8/10

授業内容・到達度

このクラスはボキャブラリー、特に句動詞に注目してよく使う英語力向上をはかっていくクラスでした。教科書はドラマ仕立てになっており、日常会話を覚え自分達でその句動詞を用いたスキットを使い効果的に覚えることができました。

DRAMA
期間

2005/9/26-2005/12/2

授業内容・到達度

このクラスは演劇を通じてプロナンシエーション、会話、リスニングなど全体的に英語の向上をはかっていく授業でした。劇の内容もアメリカ文化に関係しているものばかりで大学で上演されていた劇も観に行きました。

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留学を終えての感想

オレゴンについて感じたこと

オレゴンは雄大な自然が身近にある、とても住みやすい場所でした。治安もよくとても友好的な人が多かったと思います。気候は日本の気候に似て四季がはっきりしていますが、夏は湿気がなくクーラーなどを用いなくても快適に過ごすことができました。冬は毎日のように雨でしたが、それほど寒くならずフード付きのコートやスウェットを着ている姿をよく見かけました。

私が滞在していたコーバリスはとても小さな町で大学の町という印象を受けました。そしてオレゴン州最大の都市であるポートランドはコーバリスから車で時間程度のところにあり、休日などを利用してよく遊びに行きました。ポートランドの町並みはとにかくきれいでNYなど他の都市からも視察団が来て街づくりの参考にするそうです。そのほか、オレゴンの魅力といえばやはり自然です。そのため、キャンプやハイキングなどが盛んで、私も2回ほどキャンプをしました。

留学を終えた今かんじること

今回オレゴン州立大学での留学は国際文化学部生としてだけでなく、人としても成長することができました。留学における第一目的は英語力を伸ばすことでしたが、親や友達や住みなれた日本から離れて生活する中で英語力の向上はもちろん、日本人としての自覚や親や友達など自分を支えてくれている人たちへの感謝の念など、当初の目的をはるかに超えるものを得ることができたと確信しています。

ELIとOSUの授業では日本の大学のようにいかず、歯がゆい思いもしましたが、ELI・OSUどちらでも刺激しあえ、助け合う友達ができ、そして理解ある先生方の協力もあり、最後まで諦めずに頑張り、満足できる結果を出すことができました。学業もそうですが、この留学で印象に残っているのはやはりオレゴンで出会った人達です。生まれた場所も価値観も違う人達とうまくやっていけるかという不安もありましたが、そんな不安もすぐに消え、親友と呼べる友達もできました。

そしてこれらの交流は日本人としてどのように国際社会で生きていくかということを考えるきっかけにもなりました。特に自分の生まれた国の歴史や文化を知ることの重要性を再確認することができました。この留学を通じて親や家族、そして支えてくれている人たちの存在の大きさに気づき、日本、自分自身を見つめなおし、素晴らしい人たちとの出会い、かけがえのない経験を共有することができました。本当に素晴らしい有意義な一年を過ごせたと思います。

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