本文へスキップ

優秀レポート紹介excellent reports

 優秀レポート・メニューページに戻る

2016年度前期 国際文化学部、国際学部・国際文化学科
日本語レポート



平形 美月さん

【Assignment】
中国料理やタイ料理やメキシコ料理など他国の料理を食べて写真と共にレポートしなさい。


photo韓国のソウルにある延世大学の語学堂に半年間留学中です。

日本には韓国料理屋さんが多いので、韓国料理といえばビビンバやチヂミ、冷麺など想像される方が多いと思いますが、日本でも簡単に食べられる韓国料理ではなく、今回は韓国の方々が健康食としてよく食べていると言われる韓国料理について紹介したいと思います。

韓国の食事の構成は日本とほぼ変わりはありません。メインメニューとご飯とスープ、その他にバンチャンと呼ばれるキムチやナムルなどのいくつかのおかずが必ずついてきます。どこのお店でもバンチャンは何度でもおかわりが自由です。また、家庭でご飯を食べる場合にもたくさんのバンチャンが用意されるようで、バンチャンを一度に大量に作って作り置きをする事が多いので韓国の家庭内にある冷蔵庫は日本の冷蔵庫と比べると大きいようです。

韓国と日本では料理の構成はほとんど同じですが、食事をするにあたってのルールの相違点は多いです。例えば、日本ではご飯をお箸で食べますが、韓国ではご飯はスプーンで食べます。日本ではこぼさないようにお皿を手に持ち自分の近くに持ってきて食事をしますが、韓国ではお皿を手に持つことが行儀の悪いこととされているためお皿を持たずに器用に食事をします。

また、日本では出された料理を残すのは作ってくれた人の失礼にあたるので、すべてを食べようとしますが、韓国では“十分な量がふるまわれたこと”が重視されるので残しても特に問題はありません。このように日本と韓国の食事のルールの違いは多いです。料理構成が似ているだけで、食事のルールや食事の内容は大きく異なります。今回はその中でも韓国で食べられている健康食について私が食べたものを紹介したいと思います。

まず一つ目は「韓定食」です。韓定食とはメインメニューの他に大量のバンチャン(おかず)がついてくるもので、バンチャンの種類が多いので簡単に言えばコース料理のようなものになりますが、メインメニューと同時に複数のバンチャンもテーブルに出てくるのでボリュームも迫力もあります。値段は一般的のものは800円からで、宮廷で食べられていた豪華な韓定食であれば10000円くらいまでと幅広いです。一度に様々な味が楽しめるのと、栄養もたくさん摂取出来るために韓定食は韓国では健康食とされています。今、韓国では伝統公演を見ながら韓定食が食べられるお店もあるようなので家族や友達などを連れて行くのも良い文化体験になると思います。

二つ目は、「サムパ」です。サムパとはサム(=包む)+パッ(=ご飯)と言う意味で、韓国ではサムギョプサルやプルコギなどお肉料理を食べるときは必ず包み野菜に包んで食べます。何でも包み野菜に包んで食べるのをサムパと呼びますが、これが健康食とされるのは、生野菜にお肉、キムチ、サムジャン(つけ味噌)、ご飯も一緒に巻いて食べる事で栄養が吸収されるようでサムパも一つの健康食と言われています。

三つ目は韓国の健康食として一番有名な「サムゲタン」です。サムゲタンとは鶏一匹と高麗人参、まつの実、くるみ、なつめ、ニンニクを一緒に煮込んだスープのことです。薄味なので、キムチや塩コショウを入れながら、鶏肉を塩につけて食べていき、最後は鶏の中に入っているもち米をくずして雑炊のようにして食べるのが一般的な食べ方です。サムゲタンは夏バテや疲労回復に効くため夏の暑い日によく食べられます。

韓国では頻繁にこのような健康食が食べられます。韓国で生活していて野菜を食べる機会が少ないのでどこで栄養を取っているのか不思議に思っていましたが、少しの量でも食べ方などを工夫して栄養を取っていることやたくさんのバンチャンやキムチで栄養を取っていることも分かりました。日本には海外料理のお店が多いので他国の料理を食べる事が出来ますが、健康食を食べる機会は少ないと思います。様々な国の本場の健康食を食べるのも面白そうだなと思いました。


安永 真人さん

【Assignment】
新聞を読み、日本ではあまり取り上げられないような興味深い記事をレポートしなさい。


筆者が取り上げる興味深い記事は、「嫌韓デモ」議会で証言した在日コリアン4世(東亜日報 2015年5月3日)である。

この記事は日本で今なお続いているいわゆる「嫌韓デモ」と呼ばれている、ヘイトスピーチに対するカウンター行動(ヘイトスピーチに対しての妨害行動)に立ち上がり、3月22日に国会でヘイトスピーチについて証言した在日コリアン4世の女性、崔江以子(チェ・カンイジャ)さんを取り上げている。

ヘイトスピーチは特定の人種、民族などに対する差別的な言動、行動のことである。日本では在日外国人、セクシャルマイノリティなどの人々が被害者である。日本のヘイトスピーチ問題は、一時は日本の新聞やインターネットニュースなどの各メディアでも取り上げられたが、最近はあまり取り上げられないように筆者は感じる。しかし、ヘイトスピーチは今もなお日本の各地で行われており、なおかつ国連の人権委員会からも勧告を受けている問題にもかかわらず政府はいまだに有効な防止策を講じることができていない。記事の中でも書いてあったが、「正義の味方」であるはずの警察がヘイトスピーチを受ける被害者の在日コリアンでなく、加害者側のヘイトスピーカーたちを護衛しているのが現状である。崔さんはその光景を見て衝撃を受けたという。また、ヘイトスピーチが行われた川崎市に崔さんら在日コリアンの人々が対策を求めたが、「根拠となる法がないため対処できない。」と返答が返ってきたのみだったという。

今回、筆者がレポートした記事は確かに海外の、韓国の新聞で報じられた記事である。しかし、本来なら日本の問題であるはずの、日本の政府、行政が、社会が解決に尽力すべきこの問題が海外の新聞で取り上げられている。筆者はそのことを非常に恥ずかしく感じると同時に、日本社会のマイノリティに対する冷たい態度や無関心な態度を、海外という外の視点から垣間見たように感じた。




龍谷大学 国際学部・国際文化学部

〒612-8577
京都市伏見区深草塚本町67
TEL:075-645-5645(代表)
FAX:075-645-6444
mail:world@ad.ryukoku.ac.jp