担当者 カルドネル・シルヴァン
テーマ 日仏間におけるカルチャーショック
講義概要
(演習Ⅰ~Ⅳ)
旅行や留学の際におけるカルチャーショックは異文化理解の出発点である。他文化に対する態度が自文化に対する態度も物語る。異文化間から生まれる交錯や錯覚を研究することによって、より有益な異文化コミュニケーションができ、別の視点から自文化を知るきっかけにもなる。本ゼミでは、例えば「旅人が残した旅行記に読み取れる日本文化論」、「グローバル化における異文化へ適応の条件」など幅広いテーマに渡り、カルチャーショックから生まれる文化論について研究を望む学生の指導を行う。

(演習Ⅰ)大学生に求められているスキル(研究テーマの設定、情報検索、プレゼンの仕方、レジュメ作成、レーポトの書き方)を磨く。
(演習Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ)ゼミの最終目標は、卒業研究を完成させ、「卒業論文」を執筆することです。高い目標を設定して、充実感・満足感をもって学生生活を締めくくりましょう
到達目標
  • ツールとして語学を生かし、日本語以外の言語での資料、留学・フィールドワークを自分の研究テーマに取り入れることができるようになる。
  • 語学力およびコミュニケーション能力の向上と異文化への興味を深める。
【演習Ⅰ】
  • 研究課題の探究と研究テーマの発見に向け、適切な方法で資料収集をおこなうことができる。
  • 研究レポート提出のための途中経過報告を決められた書式や方法で口頭発表することができる。
【演習Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ】
  • 自己の研究テーマの決定と個別テーマに沿った卒業研究を的確におこなうことができる。
  • 卒業論文提出に向けた先行研究に関する資料収集を適切な方法でおこなうことができる。
  • 卒業研究を完成し、自己の研究テーマについて一定の方法論と知識を獲得することができる。
講義方法 本ゼミの主役は学生になるので、学生からのプレゼンテーションとゼミ担者の指導・講義の半々である。学生の方は毎回、自分の研究テーマに添った資料調べの成果をグループに紹介し、それを受けて皆で議論する。その繰り返しによって学生の研究テーマをより明確にする。
成績評価の方法 【演習Ⅰ〜Ⅳ】は、個別に単位認定されます。
レポート:50% 研究テーマに関する中間報告 
平常点:50% ゼミ参加および研究テーマに関するプレゼンテーション
系統的履修 フランス語、フランス語セミナー科目
テキスト テキストは特になし。
参考文献 参考文献は授業時説明。
履修上の注意・担当者からの一言 ゼミはフランス語を専攻している学生を優先に受け入れる。一年次からフランス語を履修している、あるいはフランス留学経験を持つ学生に限る演習である。演習は日本語で行うが、フランス語をツールとして生かしたい、あるいはフランスでの長期留学を予定している学生(遠隔指導も可能)のためのゼミである。
卒業論文に限らず、卒業制作(翻訳・写真集・記録映画・ビデオなど)を目指す学生の指導も可能である。