担当者 PIGOTT Julian (ピゴット ジュリアン)
テーマ

言語教育・教育・コミュニケーション学・社会問題

(C, G+C, E+C, G+C+E)
講義概要
(演習Ⅰ~Ⅳ)
このゼミでは、学生が関心を持っている特定の分野や問題について学習する。研究テーマは、言語教育、一般教育、コミュニケーション学、また、現代社会における問題も含む。私の本来の学問分野は、「第二言語習得の心理学」と「日本の英語教育」である。したがって、これらの分野に興味のある学生を歓迎する。しかし、私自身、現在、次のような幅広い範囲におよぶ問題についても読んで書いている。
  • 重要な出来事と学習行動との関係(心理学)
  • 時間知覚(心理学)
  • どのようにして義務教育は簡素化によって改善できるか(教育学)
  • 大学の未来(教育学・社会)
  • 伝統的なニュースメディアの衰退(コミュニケーション学)
このような分野や問題に興味のある学生も歓迎する。

今年度は、学生は、いろんな本を読んで、ディスカッションや議論のために学んだことをクラスで提示する。年度末までに、各自が適切な研究テーマを決定する。二年目は、文献レビューの作成、データの収集と分析、卒業論文または「ゼミのレポート」の作成が主となる。

到達目標

全般的な目標は、学生自身の経験や文献や関連データの収集と分析に基づいて、教育または社会問題についての知識を得ることである。補助目的として以下のことを含む。

  • 批判的に思考する能力の向上
  • 明確な意見を交わすスキルを身につける
  • 資料を集めて分析する能力の向上
  • 首尾一貫した論文やレポートの書き方を身につける
講義方法 学生は関心のあるテーマについて幅広く読むことが期待される。 クラスは主にディスカッションと学生発表から構成される。基本的な原則は、互いに教え、学び、挑戦することである。
成績評価の方法 プレゼンテーション(各学期に2回、50%)
レポート(各学期に1回、50%)
※ゼミへの積極的な参加は前提である
系統的履修 特になし
テキスト なし
参考文献

各自の興味によって異なる。一般的な読者のために書かれた本から始めることをお勧めする。下記は用例である:

  • 成毛眞『日本人の9割に英語はいらない』祥伝社,2010.
  • 苅谷 剛彦『学校って何だろう―教育の社会学入門』筑摩書房,2005
  • 日隅 一雄『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』現代人文社,2012.
  • ジャレド・ダイアモンド『文明崩壊: 滅亡と存続の命運を分けるもの』 草思社,2005.
  • スティーブン・ピンカー『人間の本性を考える:心は「空白の石版」か』NHK出版,2004.
履修上の注意・担当者からの一言

ゼミの社会的側面と学問的側面は互いに補完しあうために、ゼミの学外の活動を積極的に参加することを望む。


このゼミは「英話のクラス」ではない。論文やレポートに関しては、英語か日本語のどちらで進めるかは学生に任せる。