担当者 | 清水 耕介 |
テーマ | 国際関係における人権と暴力:過去との対話を通して (E, G, G+E, C+E, G+C, G+C+E) |
講義概要 (演習Ⅰ~Ⅳ) |
今、世界には多くの不正義が蔓延しています。その解決は容易ではなく、ある人の解決策が他の人の脅威となることもしばしばです。本演習では、危機の20年(第一次大戦と第二次大戦との間の期間)と現代との比較、様々な視点からの国際関係理論、ちょっと見ただけでは国際関係とは関係ないような事象などを通して、現代の世界を考えていく予定です。参加者は、政治・経済・社会・文化・国際関係に関心を持っていること、ある程度の英語力があること、高いコミュニケーション能力があることが求められます。 |
到達目標 | 現代の国際関係を様々な視点から理解できるようになること。現代の国際関係の構造的な変化が理解できること。その上で、海外の同様の関心を持つ大学生とディスカッションができるようになること。 |
講義方法 | 1学期は主として担当者による講義を行います。それ以降はそれぞれのゼミ生の関心に従って研究を進めていきます。 |
成績評価の方法 | 課題提出、ディスカッションおよび研究発表 |
系統的履修 | グローバルスタディーズABC、政治思想概論、ポストコロニアリズム、国際政治経済学 |
テキスト | E.H. Carr (2001) The Twenty Years’ Crisis: 1919-1939 (London: Macmillan) John Baylis et.al. (2017) The Globalization of World Politics: an introduction to international Relations (Oxford: Oxford University Press) |
参考文献 | 適宜配布する。 |
履修上の注意・担当者からの一言 | 様々な形で海外の大学と交流を進めていくので、コミュニケーション力をつけるように心がけてください。また教員は各自の研究について特に口出しはしないので、自分から積極的に問題を発見し解決する気概(能力ではなく)が必要となります。その意味で、今の社会をいかにうまく生き抜こうかと考えている方よりも今の世界にある問題を自分の問題として考えているような方を優先しますので、申し込みの際にはあなた自身が感じる世界の不正義・問題点を明確に記述してください。 |