担当者 壽崎 かすみ
テーマ 人間が住み・暮らすための環境を考える(建築・都市・まちづくり)
講義概要
(演習Ⅰ~Ⅳ)
人の住まいを住居といい、住居の周辺の状況を「生活環境」といいます。住居や生活環境は、人が健康に暮らすために重要な意味を持ちます。この生活環境がどのような状態だと人が快適に健康的に暮らせるかについて正解は示されていません。このゼミでは健康的に暮らす、あるいは快適に暮らすための条件を「子ども」のいる家族や「ペットと暮らす人」の立場から学び、実際に身体を動かして調べ、考えていきます。高齢者、障がい者の視点から考えたい人、大学生の立場も歓迎です。講義の中でも、学外に出て、子どもの生活、ペットのいる人の生活等の調査のしかたを学びます。対象は日本国内に限りません。
卒業論文をまとめるにあたっては、ネット上の情報だけでなく、実際に自分で現場を見て、考えるという作業をすることを重要なポイントとします。
到達目標 演習1 : 生活環境についての基本的な考え方を学び、自分がどのような立場から調査研究していくかをきめる。
演習2 : 自分が調査する立場の人の生活の特徴等について学び、必要な資料を収集し、調べた内容についてレポートが書ける。
演習3 : 卒業論文の研究テーマを設定し論文の構成を考えられる。必要な調査の設計ができる。
演習4 : 適切な資料と調査結果に基づき、卒業論文を完成させる。
講義方法 演習は、受講生各自の研究成果を順番に発表することで進めるのが基本です。演習1では、テキストおよび適宜資料を配布して、講義をする形で学修する形式もとりますが、演習2、演習3では、毎回、受講生が研究成果を発表しその内容について議論をする形式ですすめます。
演習4で卒業論文を仕上げるにあたっては、ゼミの時間以外にも時間をとり、個人指導を行います。
成績評価の方法 演習1 : ゼミでの積極的な質問、討議への参加など(30%)レポート(70%)
演習2 : ゼミでの発表など参加度(30%)、レポート(70%)
演習3 : ゼミでの発表など参加度(30%)、レポート(70%)
演習4 : ゼミでの発表など参加度(100%)
系統的履修 まちづくり入門、住居学概論、居住環境概論、都市計画概論
テキスト 特になし
参考文献 適宜紹介
履修上の注意・担当者からの一言 授業に遅刻せずに出席すること。遅刻は欠席と見なします。欠席が1/3を超えた場合、不合格とします。
資料探しは授業時間外に各自がする作業です。本学の図書館をはじめ、京都市立図書館などで資料を探し、学修して演習での発表の準備をしてください。
卒業論文作成にあたっては、自身が調査対象地にいき、調査(インタビュー、調査対象地の観察など)を必ずすること。調査費用は自己負担です。