担当者 | 八幡 耕一 |
テーマ | メディア、コミュニケーション、ジャーナリズムに関するプロジェクト型学習 |
講義概要 (演習Ⅰ~Ⅳ) |
社会規範や価値観が多様化し、また、情報通信技術の進歩が加わることで、誰もが気軽に情報を入手・加工・発信できるメディア環境になっています。例えば、スマートフォンと簡単な三脚・マイクがあれば、一定水準の映像を作り、世界に向けて無料で公開することが可能です。それとは対照的に、伝統的なマスメディアは経営が悪化しており、コンテンツの質的低下、ジャーナリズムの機能低下などが指摘されています。 こうした社会背景やメディア環境の変化を踏まえ、本演習では、メディアやジャーナリズムに関するプロジェクトに受講者が協働して取り組みます(具体的に何をするかは各学期の冒頭で受講者の希望も踏まえて決めます)。 ジャーナリズムに関するプロジェクトであれば、言論の多様性が失われ、国民の知る権利が脅かされつつある現代社会において、「真実を求め、真実を顕(あきら)かにする」ことの意義を体感的に理解してもらいます。また、メディアやコミュニケーションに関するプロジェクトであれば、商用利用に堪える水準のコンテンツ制作や、実務にも活用可能なマーケティング・コミュニケーションに必要な知識や技術を実践的に体得することを目指します。 |
到達目標 | 本演習受講者は、演習I~IVを通じて、卒業時に以下①~④の達成が期待されます。
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講義方法 |
本演習では、学生が多様なプロジェクトに取り組む機会をできるだけ多くします。受講者は、原則として教員が指定したプロジェクトについて、課外時間を含めて他の受講者と協働し、期日までに一定水準以上の成果物を完成させることが求められます。 プロジェクトの内容は、CMやドキュメンタリー映像の制作、ビジネスプランの立案、ジャーナリスティックな記事・論文の執筆などを予定しています(演習I~IVを通じて複数のプロジェクトに取り組みます)。なお、社会との関わりを意識し、また、自身の能力等を相対的・客観的に捉えられるよう、プロジェクトの成果物を外部のコンテストに応募する、企業・団体と連携するといったことを積極的に採り入れます。 |
成績評価の方法 | 平常点(100%)から総合的に評価します。具体的には、授業への貢献度、課題やプロジェクトへの取り組みと達成度、プレゼンテーション、レポートなどを主たる評価の材料とします。なお、正当な理由がなく、また、それを証明することができない欠席や遅刻が繰り返される場合は不合格とし、以降の演習履修は認められません。 |
系統的履修 | 必須ではありませんが、メディアやジャーナリズムに関する授業をできるだけ多く履修していることが望ましいです。 |
テキスト | 授業内で別途指示します(テキスト代わりに新聞を週1回程度の頻度で購入してもらう可能性もあります)。 |
参考文献 | 授業内で別途指示します。 |
履修上の注意・担当者からの一言 | 普段から本や新聞を積極的に読んでいるような学生の参加を期待します。留学を予定している人も遠隔地指導をします。 |