担当者 松居 竜五
テーマ 文学・芸術・思想に関する人物・作品研究
講義概要
(演習Ⅰ~Ⅳ)
作家、芸術家、思想家などの過去の人物の生涯について研究し、作品や思想とのつながりを考える。その人物が育った時代背景と経験が、その後の人生にどのような示唆を与え、それが作品や思想として結実していった軌跡をたどることで、個人が文化を生み出す過程を探る。
演習Ⅰでは文学、絵画、音楽、映画、マンガ、思想などの研究方法についての講義をおこない、課題をこなす。その上で、自分が研究したいと思う人物を選定する。演習Ⅱでは、その人物に関する調査を進め、発表をおこなう。演習Ⅲ・Ⅳでは、研究を深めるとともに卒論または卒業レポートの執筆をおこなう。また、テーマを決めて共同作業を実施する。
到達目標 人物の生涯をたどることで、個人によって文化が生み出される際のダイナミズムを知り、その軌跡を分析する方法を身につける。
講義方法 人物研究においては、先行研究の読解とともに、一次資料の調査と分析が重要な要素になってくる。学部レベルでは、新しい資料を発掘することは難しいが、最近はオンライン上の史資料が充実してきていることから、情報検索を通じて文献・資料探索能力に関する実践をおこなう。こうした資料に基づく実証的な人物の分析に基づいて、社会的・歴史的な背景や、さまざまなジャンルにおける分析の方法論を学ぶ。また、発表と質疑応答を繰り返すことで、研究に関する多角的な視野と説明能力を身につける。
成績評価の方法 演習Ⅰ・Ⅱは授業態度を重視し、課題などにより評価する。Ⅲ・Ⅳは共同作業及び卒論の執筆の姿勢について評価する。課題の提出、および卒論の段階的な指導はmanabaを用いておこなう。
系統的履修 「比較文化入門」「大衆文化論B」「大衆文化論E」「日本の思想」
テキスト
参考文献
履修上の注意・担当者からの一言