担当者 | ジョナ・サルズ |
テーマ | 演劇と映画:その実践と理論 |
講義概要 (演習Ⅰ~Ⅳ) |
当ゼミ(日本語で)では、演劇と映画の基礎知識は特に必要としない。机上のみの学問ではなくフィルドワークによる研究に重点を置く。 今日のネット、SNSなどのデジタル時代こそ、人間と人間の芸術での触れ合い、異文化理解の空間がより大事になる。 演劇(古典芸能、セリフを中心にする新劇、ミュージカル、など)を、社会を覗く媒体として扱い、あらゆる視点から研究したいと考えている。従って演劇の舞台芸術としての研究はもちろん、学生の興味によっては文化人類学的側面から、音楽的側面から、または文学的(カルチュラル・スタデース)側面からなど、幅広い視点からの研究が可能である。 第一学期では、個々の研究テーマに基づき、様々な視点から演劇の実践やパフォーマンスの検証を行う。(リハーサル・稽古、戯曲、演出、デザイン、記録)。実際に自分で考えた寸劇を演じる(発表会)ことも可能である。第二学期には、映画の歴史、理論、分析、カメラの基礎知識、編集、実際に映像を創ることを中心におく。短編、名作の一部を沢山見る。研究計画書に従って、春夏休みにフイルドワークで自ら学びたいことを深められる研究を進める。研究論文の他「制作論文」も選択できる。シナリオ、戯曲、絵本、CMなどで自己表現が十分できるようになることを期待する。作品と報告書(創作過程について)が卒論になる。 |
到達目標 | 「演劇」「芸能」「映画」の基本を身につける、即興力・創作力・解釈力を高める。 合的なコミュニケーション能力(外国語運用力、傾聴力、交渉能力、プレゼンテーション力、情報機器リテラシーなどを含む)を目指す。 |
講義方法 | グループワーク。戯曲を創る。観劇。映画観察、映像を見、映像を創る。ロールプレイ、 学生による発表など。映像実践(カメラワーク、編集)、プレゼンテーション |
成績評価の方法 | 平常点(100%)から総合的に評価します。具体的には、授業への貢献度、課題やプロジェクトへの取り組みと達成度、プレゼンテーション、レポートなどを主たる評価の材料とします。なお、正当な理由がなく、また、それを証明することができない欠席や遅刻が繰り返される場合は不合格とし、以降の演習履修は認められません。 |
系統的履修 | サルズの「芸術研究入門C(演劇)」又は「伝統芸能論」「欧米の演劇」に履修することが望ましい。 |
テキスト | 『演技と演出』平田オリザ 講談社現代新書 No.1723, 2004年 |
参考文献 | 『パフォーマンス研究:身体される知』。高橋雄一郎。セリカ書房、2005年 西村雄一郎社、『一人でもできる映画の撮り方』洋泉社 |
履修上の注意・担当者からの一言 | 研究を楽しみに!お互いのパッションで成長しよう。 Let’s enjoy learning from each other! |