- 教員氏名
- 福山 泰子(Fukuyama Yasuko) 教授
- 専門分野
- 美術史学(南アジア宗教美術)/文化遺産学
- 所属学科
- グローバルスタディーズ学科
美術史学は歴史学の一部ですが、研究の中心にあるのは、文字ではなく、造形(モノ)です。造形を生み出すのは人です。文字や言葉として語られなかった思想や関係、当時の社会や文化がモノに見出せることもあります。文化遺産学は文化遺産を取り巻く諸問題を扱いますが、歴史的遺産が今現在を生き、そこに様々なステークホルダーが介在し、多様な、そしてしばしば対立する意見も存在します。両分野ともに実地調査に基づき、現地の人々や文化に触れ、理解を深める点が魅力です。
ゼミでは、国内外の文化遺産に関する諸問題について文献を講読しつつ、議論を交わします。また、実際にグループや個人で現地に調査に赴き、自らの経験と新たな知見をもとに、様々な問題を考える機会を重視しています。
龍谷大学での様々な学びや出会い、経験には、セレンディピティ(serendipity)が隠れています。それを見つける力を養うのはみなさんです。新たな世界がたくさん開かれることを祈っています。