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Faculty of International Studies

国際学部

金 志善

金 志善
教員氏名
金 志善(Kim Jiesun) 准教授
専門分野
近代日韓音楽史、教育史、文化史
所属学科
国際文化学科

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(先生の)専門分野の面白さを教えてください。

私の研究は、「音楽や文化が社会の中でどのような意味を持ち、どのように広がっていくのか」を考えるものです。たとえば、同じ音楽であっても、それが誰によって演奏され、どのような場で聴かれ、どのように記録されるかによって、その意味は大きく変わります。
私はとくに、日本の近代音楽(西洋音楽、日本音楽、大衆音楽、音楽教育)が植民地時代の朝鮮でどのように受け入れられ、変化していったのかに注目しています。そこには、単なる文化交流だけではなく、教育やメディア、制度、さらには権力との関係が複雑に絡み合っています。つまり、音楽を通して社会を見ると、「文化はどのように広がり、誰がそれを支え、どのような力が働いているのか」ということが見えてきます。そうした視点から、私たちが当たり前だと思っている文化を問い直すことが、この分野の面白さだと思っています。

先生のゼミに入ったら、どのような活動を行うことができますか。

ゼミでは、文献を読むことを出発点にしながら、自分の問いを立て、それを言葉にしていく力を身につけていきます。毎回の授業では、担当者が文献をまとめて発表し、全員で議論を行います。
大切にしているのは、「正解を覚えること」ではなく、「問いを深めること」です。なぜこの文化は広がったのか、なぜ別の文化は残らなかったのか、といった問いを自分で考え、議論を通して磨いていきます。
また、音楽や映像、メディア資料なども積極的に扱いながら、文化を多角的に読み解く方法を学びます。最終的には、自分自身のテーマを設定し、小さくてもよいので一つの研究としてまとめることを目指します。

国際学部の学生の皆さんやこれから国際学部を目指す方にメッセージをお願いいたします。

国際社会とは、異なる文化が出会い、交わり、ときに衝突する場です。その中で重要なのは、「違い」を表面的に理解することではなく、その背後にある歴史や社会の構造まで考えることです。
大学での学びは、知識を増やすだけの時間ではありません。自分の視点を持ち、物事を深く考える力を身につける時間です。そのためには、少し遠回りに見える問いや違和感を大切にしてほしいと思います。
文化は移動し、混ざり、そして社会の力と結びつきながら形を変えていきます。その動きを自分の頭で考える経験は、これからどの分野に進んでも必ず役に立ちます。皆さんと一緒に、そのような学びの場をつくっていけることを楽しみにしています。

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