- 教員氏名
- 古地 順一郎(Koji Junichiro) 准教授
- 専門分野
- 政治学/公共政策学/カナダ研究/移民政策研究
- 所属学科
- 国際文化学科
カナダを主に政治学や公共政策学という視点から研究しています。カナダの面白さは、さまざまな次元の多様性と、国や社会としての統一性とのバランスを建国以前から追究し続け、何とかまとまりを維持してきたところにあると考えています。また、カナダの歴史は、多様な背景や属性を持つマイノリティを承認し、自分(たち)らしく暮らし自己実現できる人びとの輪を広げてきた歴史でもあります。その途上では、排除、抑圧、差別など暴力も伴う過酷な歴史もありましたが、過去の誤ちと向き合い、人権拡充の歩みを少しずつ進めてきました。もちろん、現在でも多くの課題はあり、マイノリティに対する排除・抑圧・差別は続いていますが、より包摂的な国や社会をつくっていくための政治や政策のあり方を探り続けています。
このようなカナダの歩みや現在のありようは,包摂的な社会をつくっていくことがこれまで以上に重視されてきている日本の現状や今後を考える上で参考になる部分が多いと考え、研究を続けています。
ゼミでは、カナダの政治や社会について深く学ぶことができるのはもちろんですが、論理的かつ批判的な思考を伸ばすこともできます。毎週のゼミでは、カナダがどのように多様性と向き合ってきたのかを文献を読むことで学んでいきます。また、学生の皆さんが北米の政治や社会について関心を持っているテーマを選び、卒業論文に向けて研究を進めていきます。
関心のある学生さんがいらっしゃれば、地域の持続性をテーマにカナダと日本の地方をつなぐプロジェクトに取り組むこともできます。さらに、学生の皆さんが提案するプロジェクトも、ゼミの趣旨に一致するものであれば進めることもできます。
大学での学びは、学生の皆さんが主体的に動けば動くほど得られるものが多いと思います。ぜひ「一歩前」に出てみましょう。また、自分の中や周囲に存在する「常識」や「当たり前」を疑う癖をつけてください。「なぜこうなんだろう?」と問い続けてみてください。さらに、居心地の良い場所に留まることなく、敢えて居心地の悪い場所に足を踏み入れてみてください。
これらのことを試してみると、新たな世界や新たな自分が見えてきて自分を成長させることができると思います。