- 教員氏名
- ピゴット デイビッド ジュリアン(Pigott David Julian)准教授
- 専門分野
- 応用言語学(近年は政治理論やメディア分析にも進出している。)
- 所属学科
- グローバルスタディーズ学科

どこから話を始めればよいのかわかりませんが、リチャード・ウィーバーの次の一節が、私たちがテクノロジーとメディアに取り囲まれ、何が真実で何が虚偽なのか、何が上で何が下なのかすら分からなくなっている現状をよく表していると思います。これは興味深いと同時に、恐ろしいことでもあります。
「新聞を読んだり、大衆向けの映画を観たり、ラジオ番組で取りとめのないナンセンスを聞いたりした後に、何か自然の特徴的な一場面をじっと見つめることで安らぎを感じたことのない人間的な精神が果たしているだろうか? それは病的な形而上学的夢からの逃避である。テクノロジーと商業主義によって生まれた虚偽の氾濫から抜け出し、私たちは基本的なデータへと立ち戻り、世界が不変の形を持つものであり、それ自体が決して全体的でも感傷的でもないという確信を得ることに歓喜するのだ。」
ゼミはブックサークル形式で運営されています。学生は1学期に少なくとも2冊の本を読み、その内容を発表することが求められます。2年間を通じて関心のある分野を絞り込み、最終的にその分野についてゼミ論文を書きます。幅広いフィクションとノンフィクションの読書リストを用意しており、学生それぞれが興味のあるテーマについて学べるようになっています。
どう書けば不自然にならずに済むかわからないので、控えめにしておきます。皆さんのご健闘をお祈りします。