- 教員氏名
- 瀧口 順也(Takiguchi Junya) 准教授
- 専門分野
- 歴史学(近現代ヨーロッパ史、ロシア・ソ連史)
- 所属学科
- グローバルスタディーズ学科

われわれは多くの「当たり前」や「常識」を抱えて生きています。しかし、それらの多くが時代や地域を超えた普遍性をもつ「当たり前」や「常識」として受け継がれてきたわけではありません。歴史学を通じて過去を学ぶことは、これらの認識を相対化し、「いま・ここ」を再検討するための重要な手掛かりを提供してくれるものです。
私が研究対象とする時代は20世紀前半(とくに、1920~30年代)ですが、ゼミでは、広く20世紀史を扱っています。そのなかでも、冷戦時代のさまざまな側面について、時間を割いて考察しています。なぜなら、現代の国際政治・国際社会で問題となる事象の多くが、20世紀の内に起こった紛争や変化に起因するからです。歴史的背景に関する知識を養ったうえで、現在の国際的な事象にアプローチして欲しいと考えています。
国際学部では幅広い領域の学問に触れることが出来ると同時に、ゼミでの学修などを通じて最先端の専門的な知識も修得することができます。学際的な学部で学ぶことで可能性を最大限に広げながら、興味や関心の軸となるものを見つけて欲しいと思います。