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Faculty of International Studies

国際学部

友永 雄吾

友永 雄吾
教員氏名
友永 雄吾(Yugo Tomonaga) 教授
専門分野
社会・文化人類学
所属学科
国際文化学科

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(先生の)専門分野の面白さを教えてください。

社会・文化人類学の面白さは、物事を一つの視点だけでなく、複数の視点から理解しようとする点にあります。この学問は、私たちが当たり前だと感じている文化や価値観が、実は他の文化の中では異なる形で意味を持っていることを教えてくれます。「自分の文化が正しい」と思い込むことなく、他者の文化にもその背景や論理が存在することを理解することで、異なる視点を尊重し、共通点を見つけ出すことができるのです。
このアプローチを学ぶことで、私たちの世界は広がり、異文化への理解が深まります。自分の価値観だけでなく、異なる文化や価値観に対して柔軟で開かれた心を持つことができ、より多様で豊かな世界を理解する力を養うことができるでしょう。
社会・文化人類学は、私たちに「他者」との違いを受け入れ、共生するための大切な視点を提供してくれる学問です。

先生のゼミに入ったら、どのような活動を行うことができますか。

友永ゼミでは、社会・文化人類学を基盤に、日本および世界における多文化・多民族共生の課題について探求します。ゼミ活動の中心としてフィールドワークが必修となっており、受講生は実際の現地調査を通じて実証的なデータを収集しながら、理論と実践を学びます。
調査のフィールドは国内では北海道、沖縄、関西、国外ではオーストラリア南東部が主な対象地域です。ゼミでは、フィールドワークで得た知見を基にしたディスカッションを重視し、学生が主体的に研究を深めることが求められます。また、卒業論文作成に向けた実践的な知識の習得をサポートし、学問的理解にとどまらず、社会の現実的な課題への深い洞察を得、そこから課題解決へと導くことを目指します。

国際学部の学生の皆さんやこれから国際学部を目指す方にメッセージをお願いいたします。

国際学部の学生の皆さん、そしてこれから国際学部を目指す皆さんへ。
現代の国際社会は複雑で、多様な文化や価値観の違いがときに対立を生むこともあります。しかし、文化人類学の視点から見ると、異なる文化を理解し、共通点を見つけることこそが、相互理解と共生の第一歩です。
国際文化学科では、多様な社会の課題を深く掘り下げ、グローバルな視野を身につけることができます。学びを通じて、世界の平和や多民族の共生に貢献できる人材を目指し、一緒に成長していきましょう。皆さんと共に学べることを楽しみにしています。

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