- 教員氏名
- 徐 光輝(Xu Guanghui) 教授
- 専門分野
- 東アジア考古学と文化交流史/文化遺産の保存と活用等
- 所属学科
- 国際文化学科
考古学は広義歴史学の一分野として、文献史学、民俗学等と密接な関係にあります。研究の対象、目的と方法を含む学問成立三要素から見た場合、考古学は遺跡に対する科学発掘調査から得られた遺構、遺物といったありのままの実物資料を研究対象とし、ヨーロッパから始まった近代考古学の二大方法論-層位論と型式論に、戦後に発展してきた自然科学や他の人文社会学との学際研究法を駆使して、過去の歴史文化真相にアプローチすることが目的です。また、発掘と学際分析等で過去に発生した地震、津波洪水、疾病、生態系変化などのデータも蓄積しており、現代社会の生産生活に重要な情報を提供しています。私の学術研究と担当する授業では、このような実物資料をもとに、東アジア歴史文化と地域交流史、文化遺産の保存、活用と観光資源に関する知識を伝え、東アジア地域文化研究と相互交流に活躍できる国際的な人材育成を目指しています。
私のゼミでは、東アジア諸国、諸地域の歴史文化と相互交流史を学び、東アジアにおける具体的な国や地域の考古・歴史、言語文学、衣食住生活、宗教思想、芸術史やこれら各分野の相互交流に関心を持つ学生と一緒に、資料収集、文献講読、遺跡と博物館見学、フィールドワークを行うなど、早めに問題意識を持ち、卒業論文題目を定め、頑張っていけるような環境を提供したいと思います。
まずは自分の生まれ育った「小地域」の過去と現在をよく知った上で、国際文化研究や国際文化交流に活躍しましょう。