- 教員氏名
- 崔 瑞瑩(Choi Seoyoung) 講師
- 専門分野
- 脱植民地主義フェミニスト国際関係論と方法論 / 子どもと女性の移住とディアスポラ経験 /方法としての翻訳 /方法としての物語とストーリーテリング
- 所属学科
- グローバルスタディーズ学科
グローバル政治を研究するにあたり、脱植民地主義フェミニストである国際関係学の研究者は、誰によって、誰が、あるいは何が国際政治において不可視化され、存在しないものとみなされ、あるいは存在できなくなるのか、そしてそれらの事象が、なぜ、そしてどのように現状維持を支えるために行われるのかを問いかけます。 このような問いは、特定の存在を特定の形で周辺化し、場合によっては削除することで、権力がどのように機能するかを可視化し、当然とみなされるさまざまな前提や概念を根本的に再考する手がかりを提供します。 周辺化された人々の視点からグローバルな政治がどのように機能しているかを考えることで、脱植民地主義フェミニスト国際関係論は、家父長制の暴力と植民地主義の暴力が人々の生活や世界をどのように形作っているかを見るためのレンズを提供します。
私たちは、人々の生活を中心に置くことで、グローバル政治を学ぶことの意味を考察します。そのために、学術研究にとどまらず、小説、詩、映画、グラフィックノベルや漫画、さらには歌詞といった多様な表現に触れていきます。こうした異なる形式で読むことと書くことを実践しつつ、さらに私たちが用いる言語そのものを問い直すことで、私たち自身や他者の生活を形づくる権力関係を捉え直します。そして、いかにすれば、より暴力の少ない世界を想像しうるのかを、共に探究していきます。このプロセスを通じて、読み、書き、考えを分かち合うことの喜びを共有できれば幸いです。
読むことと書くこと、そして学術的な対話を通じて、自分と他者との出会いの喜びと大切さを学んでほしいと願っています。 このように多様な世界に触れながら、この世で自分のため、そして他者のための空間――暴力を受けず、暴力を振るわないように努力しながら生きられる空間――を創り出す力を学んでほしいと願います。